模型塾 フリー枠実演#066『ひらひらフリルの作り方』 記録写真

模型塾 フリー枠実演#066『ひらひらフリルの作り方』 記録写真

■遡り記録写真、2017年の夏企画の2週目も『増量フリー枠』実演でした。
お題はこちらもリクエストがあった『ひらひらフリルの作り方』。一時のゴスロリやメイド服のブームは過ぎた?感じですが、今は今でアイドル衣装等で作る人を悩ませる難関ポイントです。

■ホワイトボードでは、いつもごっちゃになる『フリル』と『レース』の違いから。ややこしいことに『レース素材で出来たフリル』もある(高級カーテンの裾とかのアレ)んですが……

■一応レースの再現(レーステープやペーパーナプキンを切って貼り付ける)も話した後、左下でフリルの構造→右下で実際の作り方をざっと解説。どの作り方でも、ベースになるスカートのラインよりも外側に膨らむというか、そっくり返り気味に作ると可愛くなります。ここが痩せてるとしょんぼりした感じになるので……

■右上はそれも踏まえての、フリルを作るときのポイント。前回の靴紐にも通じるんですが、細かい造形になるので、ある程度整理しないとごちゃごちゃっとしてなんだかわからなくなるんですが、キッチリし過ぎるとメカに見えるので、その間のイイところを狙います。

■ボードは1枚のみで、その後の実演作業で作ったのがこちら↑。
右の作りかけ部品、上側がエポパテをテープ状に伸ばして、実際に折り込んでいったモノ。厚みは”きしめん”くらいでかなり厚め。あんまり薄いと複製できないので、これくらいで作って、硬化後にフチを薄く尖らせて薄く見せます。部品の右端がその削り加工中。

■右下はポリパテ製のフリルで、カタマリとして盛り付けた後、切り口をいったん平らに削り出し→フリルのひらひらを下書き→そこを削り残すように加工~の途中。立体的に入り組んで絵や文章では伝わりずらいので、じっくり作業を見てもらいました。

■左のグレー+白の複製パーツが以前作ったメイド服+フリル。右下のエポパテ削り出しで出来てます。複製優先でフリルのフチは若干厚めな仕上げ。ここをピンピンに尖らせることもできるんですが、その0.2㎜くらいのエッジにそって粘土埋め→ゴム型複製~というのがかなり難しいので、このへんが落としどころで、複製後、さらに削り込む方が現実的だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です