■～というわけで、ちょっと余裕あるので、久し振りに今年１年を、作ったプラモを軸に振り返ってみますー。ヽ(‘A`)ノ
タミヤ1/48 sdkfz231 8輪装甲車
■2014年の話ですが、11～12月に放射線治療の２セット目を、通院で受けていまして、週５でがん研有明病院に通ってまして、それが終わった自分へのご褒美に、ららぽーと豊洲の文教堂で、↓下記のコヨーテと一緒に買いました。
■とにかく『プラモらしいプラモを作りたい！』『精密なパーツがパチパチ合わさる悦楽を味わいたい！』ということで、選んだのは足回りが凝ってる装輪装甲車、それも最新の1/48！で選んだ２台。ひとまずパーツ少な目のタミヤから～で、一日で組んで、翌日エアブラシと汚しで完成！去年もちょっとやってたんですが、完全に趣味模型なので、逐一Twitterでリアルタイムに写真をアップしたのも楽しい～というか、模型雑誌もそうなんですが、途中写真こそ、プラモの華！じゃないですか？
エアフィックス1/48 HMT600 コヨーテ
■翌週、その流れで同時に買ってコヨーテもさくさく作り始め。エアフィックス1/48は去年、ヤマハATV（４輪バギー）２台セットを通販で買って、塗らずに作ってたので、大き目でも信頼できるぞ！とちょっと高めですが文教堂の棚から嬉々として購入。
■ペラペラプレス鋼板構成の車体を丁寧に再現してるのでパーツはかなりバラバラですが、最新デジタル設計でパチピタと組める！４輪バージョンのジャッカルとは実車がモジュール構造というのもあって、要領よく流用設計されてて、勉強になるコース。
■当時ようやく読んだ伊藤計劃『ハーモニー』の冒頭に装甲車が出てくる描写があるので、それにしよう！と『WHO螺旋監察事務局』のマークをソレっぽく描きました。天蓋に座るトァン上級監察官とラクダと大塚明夫声のおっちゃんも1/48で作りたい……(‘A`)
模型の王国（サル山ウキャ男原型） 1/144 ディルファム WFレジンキット
■2015年２月のワンフェスは、無事参加出来たんですが、半年前の申し込み時点では病気がどうなるか？おぼつかなかったので、私の版権申請は無し。売り物も無いので幹事をやってもらってるサル山に『手伝うよー』『だったら、コレ塗って』～と、再販のディルファムの完成品を塗りました。
■手流しのレジンキットなので、下地をちまちま仕上げる必要はあるんですが、仕上げは上記の1/48のAFVのまんま。暗色からのグラデーション塗り＋エナメル＋質式パウダー汚し。装甲車では控えめだったスポンジでのチッピングを今風に派手目にやったのも楽しかったです。
模型の王国（東海村 原八 原型） 1/100 MSA-0120 キャラホビ・レジンキット
■夏のワンフェスもやっぱりちょっと自信が無かったので申請は無しで売り子でお手伝いのみ（完成品も塗ってたけど間に合わず）。ただその後のキャラホビ・マーケットには、新作は無理でも２年前に原型はあがってる（複製が間にあわなくて売ってない）1/100スケールのMSA-0120があったのでそれを申請しました。
■ただ、結局は２年前のバランスが気にいらず、原型にガンガン手を入れてます。それでもまあまっさら新作に比べたら作業量は半分くらい？複製も久々でピンチもありつつ、どうにか販売までこぎつけました。でも完成品は結局塗れず。これもなんとかしたいねぇ……(‘A`)
オタク大賞マンスリー 『ナンデモビルドファイターズ・トライ』撮影セット
■只今月イチで『模型の王国/浅草物件』から配信している『オタク大賞・マンスリー』。好評のプラモ対決企画『ナンデモビルドファイターズ』の２回目が８月２５日にありまして……。せっかくなのでバトルフィールド作ろう！と撮影セットを組みました。
■～といっても背景はいつもの？青いハレパネにエアブラシで雲を描いただけ。砂漠は『との粉』とコルク片を茶色い紙袋を裂いてしわをつけたベースに撒くだけ～のお手軽仕様。作り足したのは小道具的に廃墟ビルと遠景の岩山２点。
■なんじゃかんじゃで撮ってカッコイイ画角はかなり限られるんですが、撮るのはもちろん、作るのが簡単な割に効果的であっという間に出来るので、また模型塾でもやりましょう。ヽ(‘A`)ノ
作りかけ原型 可動ジュラシック・ラプター
■これは原型すらも出来てないフレーム状態なんですが、11/22(日)のAK-garden用に作ってました。本当はその前に『汎用、胸につけるライオン』というパーツを売ろうと思って、デザインも『ソレっぽいけど、具体的にはどれとも違う』ラインで作ってたんですが、最後のキバをつけたとたん『やっぱり似てるじゃん！』って感じになってので、止めて急遽切り替えたモノ。
■夏のMSA-0120を量産したときの湯口レジン棒に市販のジョイントパーツを組み合わせたフレームまでは出来たんですが、ここにスカルピーの肉を盛る前に時間切れとなりました……。
タミヤ1/35 M-151A2 TOW
■最後はつい先日完成したタミヤの戦後型ジープ（Ford MUTT）。新製品としてリリースされた80年代当時から欲しかった憧れ？プラモのひとつなんですが、モノは数年前の静岡ホビーショーのタミヤブースの一角で売られてるジャンク扱い？の袋売り廉価版。『お！お得！！流用パーツにいいや』～くらいの軽いキモチで買ったんですよね。
■入院当時から『アレ、ぱぱっと作りたいなぁ……』と思ってたのが先日、引っ越し荷物を片づけたときにぽろっと出てきたので、締め切り明けに念願かなって作りました。
■車体は今となってはシンプルな部類でもう古典キット、”味”を楽しむ～の側に入りつつあるんですが、フィギュアは今でもカッコイイ。～というか当時このだらしなく脚を投げ出してる生き生きしたポーズに『ドライバーフィギュアは、キッチリしてなくてもイイんだ！』と以降の模型人生に大きな影響を受けてる一品です。
■～と、画像を貼れるのはこんな感じ。仕事模型では、海洋堂でデフォルメのB-787が発表（夏WFで展示）済。他にも３点納品～と、スローペースですが原型師業務に復帰できた１年でした。
■絵描き、ネタ出し案件では、モデルグラフィックスがちょうど12/25売りのグフ特集とちょっと前のクレオス・スカルプトクレイのレビュー。アゾンがアサルトリリィの新作武器が２点（ゆゆ＆りりver.2.0用）と来春の舞台版の衣装＆武器が出来ました。
■また開発会社のアーミックさん経由でも今年もいろいろ、今の商品開発の仕組みだと今年やってた件は世に出るのは来年以降。逆に今年は2014年に病院から戻ってきて明日はどうなる？って時期に描いてたネタがどんどんリリースになって感慨深いモノがあります……
■また模型塾も、バラ売りの単発実演を経て、短めの第22シーズン、ちゃんと半年分でまわした第23シーズンと、こちらもどうにか復活できまして、おかげさまで盛況となっております。こうして振り返ってみると、単に生きてる～どころではなく、十分に楽しく暮らしていられた幸福な１年でしたよ。皆様と模型に感謝と、来年もまたどうかよろしくお願いします……。(‘A`)