模型塾 23-C.可動原型の作り方 第2回 記録写真

2015_1212g
■模型塾、記録写真先週12/12(土)の2コマ目、『23-C.可動原型の作り方』2回目の分です。

■実際の造型に入った今回、芯になる手足をポリパテで固めるところから。作業としては普通~というか、関節バラバラで作りはじめる普段の原型コースと同じです。

2015_1212e

■板書の方は、芯をポリパテだけの無垢で作るか?レジン棒を使うか?の損得から、一体で作るパーツと分割を考えた方が良いか?の話。

2015_1212f

■板書2枚目は、機構試作の話。市販の可動フィギュアでも使われる用語なんですが、ギミックとかがそもそも成立するのか?を簡単なダミーを作って確認、調整をします。今だとデジタル原型でも出来るんですが、軸を斜めにしたりすると、画面で把握するのは一気に難しくなるので、凝った関節は現物の方がわかりやすいし詰めやすい。逆に、可変ロボとかの部品のサイズを調整する(変形前後でバランスをとる)のはデジタルが圧倒的に楽に……。

2015_1212h

■↑こちらは、可動には関係ないんですが、オマケ的にフリー枠の時間のQ&Aから。

Q.『立体にしにくい絵って?』に対して、

A.『端的にいうと左の絵。同じように見えるけど右みたいに描いてあれば、首は下の側面図みたいに処理できるけど……。あと、少女マンが的に前髪が閉じてない線も手強い……。無理矢理作れなくはないけど、結果的に違うモノが出来ちゃうんですよ……』

~と。右はいわゆる版権元の監修の話。どんな仕事もそうなんですが、最終的な決定権を持ってる人までが、遠いときに困るんですよねぇ……(‘A`)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です