模型塾 フリー枠実演#065『靴紐&リボンの作り方』 記録写真

模型塾 フリー枠実演#065『靴紐&リボンの作り方』 記録写真

■えー、また更新が滞ってる模型塾記録写真、なんと夏休みの入れ替え期間までさかのぼっての掲載になりまして、8/12(土)のフリー枠実演#065『靴紐&リボンの作り方』の回です。本当にすいません……

『フリー枠実演』とは、元々は普段の3コマ目『フリー枠』の時間に時々挟む、ワンテーマに絞って、作業実演(と座学)をじっくり見せる、文字通り実演に特化した企画メニューでした。ただ、近年は普通のフリー枠の人気が高め、かつ実演はそんなに人が集まらなくなったので、レギュラーの時期ではなく、夏冬の入れ替えシーズンの特別メニューになっています。

■それでもなんじゃかんじゃと続いての65回目はリクエストをいただいた『靴紐とリボンの作り方』。ホワイトボードには、紐の種類?というか形状が、スニーカー的な平べったい編み込みと、革靴などの丸い革紐がある~ところからスタート。

■実際の紐の作り方を素材、工法別に解説。細かい細工なので、単純に形を作るだけでも難しいんですが、等間隔に小綺麗にまとめるのが大変なんですよね……(‘A`)。真ん中上段は紐からは外れるんですが、靴の形の話。本物の靴は足の形をキレイに見せるために逆反りのラインが入ってるんですが、少年漫画の影響か、今でも古典的なコッペパンみたいな靴に引っ張られる絵があるので注意……。

■右上はリボン~というよりは飾り紐?の作り方いろいろ。その下は紐を編み上げるデザインの服などでピッチをどうとるか?の話。セーラー服のプリーツスカートなんかもそうなんですが、本物は案外ピッチが細かいんですが、そのまま作ると大変な割にラインがごちゃついて見えることがあるので、アニメ的なデフォルメとして、適度にピッチを大きめにとる~という技もあります。

■右下は、飾り紐に限らず小さな部品の複製の小技。部品単体では樹脂が流れないので、1ミリくらいのプラ板にぺったり貼り付けて→プラ板ごと複製→塗装後にナイフで削ぎ落して使用~というのが現実的です。

■実演で作った靴紐がこちら。見やすいように大きめ(1/5スケールくらい?)で、また作業時間の都合もあって硬化の早いポリパテで紐を数回に分けて盛り足しました。

■この日は実演が17:00-19:00の夕方2時間で、その前13:00-16:30の3時間半が『増量フリー枠』と題して、お値段そのまま(¥2000、女性割引¥1000)でたっぷり作業に没頭できるフリー枠でした。

■そこで、椅子に座ってるポーズの原型について聞かれた際の解説がこちらです。座るポーズに限らないんですが、足を曲げるときには、足の付け根、正確には太腿の骨と骨盤(おしりの骨)の接点(図のA点)と、骨盤と背骨の接点(図のB点)~の2か所で曲がるので、この曲げ具合をどちらにどれくらい分担させるか?で姿勢を演出できます。

■A点だけで深く曲げると、座高を測るときみたいにピシっとなるし、B点で曲げるとだらっとした感じに。見せてもらった元キャラの絵は両方を使って曲げてる感じでした。他の人にも参考になる話だったので、ボードで説明した次第です。

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