模型塾 27-A. 1/6差し替えヘッドを作ろう 第2回 記録写真

模型塾 27-A. 1/6差し替えヘッドを作ろう 第2回 記録写真

■本日も遡ります。2017年9/9(土)、第27シーズン2週目の1コマ目は『27-A. 1/6差し替えヘッドを作ろう』の2回目『顔の造形-1/盛り付け』~でした。

■前回ざっくり固めたエポキシパテの芯をアルミ針金でつないで、おおざっぱな頭の形を組むところからスタート。そこに顔を下書き→大きすぎる部分、不要な部分を削り→足りない部分にはさらにパテを盛り足していきます。

■右側にはその作業の際のポイントを。元になる絵は、1コマごと、1カットごとに違っていて当たり前なので、それはもう前提として『一番作りたい顔』をまず決めて、他のカットや正面、側面図はその補助として使います。右端に描いた顔の絵は、ちょっと極端ですがその例。斜めの見下ろしパースで殺気ばってる絵を優先させるとしたら、目や口、前髪の目へのかかり方~なんかはその絵のバランスで。柔和に描かれた正面顔は、決めカットではわからない輪郭や、髪の両脇のシルエットを拾う感じで使うと。

■半分プロ向けの話になるんですが、ここで『どの絵を優先するか?』を決める、考えるのも腕の見せ所で、『難しいけど魅力的な1枚』を選ぶのか『作りやすいけど凡庸なカット』に引っ張られるのか?で最終的なフィギュアの魅力は変わってきますよ。(•ө•)♡

■右下はエポパテを盛り足すときのコツ~とあわせてエポパテの弱点の話。一度硬化した後でまたパテを盛り足すときに、あまり食い付きが良くないので、アクリル塗料用の溶剤(うすめ液)でちょっと溶かしたり、ドライヤーで温めたりして補います。あわせて、初心者にはよくわからない塗料の種類も軽く解説、このへんが最初にお店に行ったときに戸惑う(そして間違える)ところなんですよね……。

■例題原型の芯をアルミ針金で繋いだところ。アルミ針金は1本だとすぐゆるんで抜けるんですが、平行に2本使うと安定します。顔を下書きしてみると、あごが明らかに足りません。

■実演でパテを盛り足した状態。
1.おでこの両脇を盛り上げて額を”コの字”断面に。
2.顎を首を避けつつ下に延長
3.鼻+口をセットで盛り足し→鼻の下と唇を凹ませる
~と、3セットに分けて工作してます。

■本当はそれぞれ盛るごとにパテが硬化するまで待った方が良い~というか、その方が前に作業した箇所をうっかりつぶさなくてすむんですが、時間の都合もあって、ほぼ同時に作業してます。

■この後また皆さんの作業時間をとって2時間分が終了となりました。

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