模型塾 26-D.フィギュア原型入門/男性キャラ編 第8回 記録写真
■模型塾の記録写真、6/17(土)の1コマ目は『26-D.フィギュア原型入門/男性キャラ編』の7回目『手首、足首の造形』~だったんですが、手首までで時間切れとなりまして、足首はまた別の機会に……
■ホワイトボード1枚目は作り方から。手のポーズ?というか指の開き方で作り方を変えてます。
・握りこぶしは芯にパテを盛って、塊として表現
・開いた手は伸ばしたパテの板を切ってグローブ状に→指の表情に曲げて→硬化後整形
・物を持つ手は→グリップを先に作って→手の甲を接着→巻きつけるように指を
~というのを基本にそれぞれのケースで気をつけるポイントを解説。いろんなところに微妙な角度や不揃いがあるので、そこを丁寧に拾ってロボット的にならないように。また今の男前絵は手の描写が濃厚なので、じっくり観察してみましょう。
■4番として右端に書いたのは、女性キャラでよく使うテクニックなんですが、指の関節に一部、逆反りを組み合わせるとエロくなります。現実ではこういう指の曲げ方はなかなか出来ないんですが、ラブシーンの暗喩で手のアップだけが切り取られるカットなんかで、みんな見たことあるよねぇ……(‘A`)
■2枚目はもうひとつ作り方バリエーションで……
・腰に手をあてている→服まで仕上げて離型処理→パテを盛って
→硬化後そっとはがす→指を削り出す
~と。離型処理をしてるとその上のパテはすぐポロっと剥がれるので、柔らかいうちは思うように作業できないので、硬化後に落ち着いて削るようにしてます。
■下は別パーツで作業してきた手首のパーツを腕に戻すときの注意点。手の平と前腕の中心線はちょっとズレてる+手首のくるぶし(的な骨)で不連続なのを再現してやると、これまた色気が出ます。
■実演原型。左はまだやわらかいパテの板を切って曲げたグローブ状態。真ん中は前もって固めておいたグローブから指を削り出してる途中。右は握りこぶしを盛り足したところ~です。