■模型塾の記録写真、もう全2回が終わりましたが、ちょっと遡って3/18(土)の分をアップします。
1コマ目は『26-C.銃&ライフルを作ろう!』の第1回でした。
■ホワイトボード1枚目は銃の分類の話から。長い歴史といろんな来歴があって、逐次日本に入ってきては継ぎ接ぎ的に訳語が出来たので、「”小銃”が案外小さくない」とかあってややこしいのをちょっと整理します。
■ライフル系も「AとBのイイとこ取りでCを開発」「新型Dは部品の交換でEとFのどちらとしても使える」~みたいな発展をしているせいで、ふんわりややこしいのを順番に解説しました。
■右半分はフィギュアと絡めたときの構え方。
ライフル(系)はストック(肩当て)の底を右の肩口に押し当てて、右手でグリップを握る→左肩を前に振って→左手は銃身の下に添える→照準器を覗き込むように頭を倒す
~で完成。この姿勢(銃の狙いをつけたまま)ザザザ!と駆け回ると今風になるんですが、僕等が目にするフィクションで、こういう動きをするのは敵の、それも一般兵だったりするので、あんまり主人公感は出ないかも?
■ちなみに昔だと、移動中は腰のあたりに構えて、射撃姿勢は伏せてから~だったり、塹壕で2脚を据えて~だったりするので、時代感を出すときにはこのへんも演出するといいかも?
■2枚目は、実際の原型の話。
まずはサイズから。実銃の寸法は思っているより(もっというとガンプラより)小さいのと、キャラクターの方の原型がそもそも適当なので、キッチリ計って縮めるよりはポーズを付けるときに割り箸や針金で簡単なダミーを持たせて、現物合わせで調整するのが現実的でしょう。
■2番目はグリップ。好みの問題なんですが、グリップを握る手を別パーツにすると、分割(=組み立て)が複雑になったり、隙間のふがふが感が気になるので、私は一体で作っちゃう派。
■3番目は複製の難しさ。日本刀もそうなんですが、歪みが目立ちやすいのと、型の締め方が悪いと薄くつぶれちゃうんですよね……(‘A`)
■右半分は素材の話。削りと盛りをいったりきたり、それなりに複雑な工程を経るので、特性が向いてる素材を組み合わせます。
■で、実演時間でざっと削ったのがこちら。ゴム型複製のときの湯口だったレジンの棒材を原寸図にあわせて切り出して適宜接着→ちょこちょこと削り込んで側面形を出していきます。
この後、レジン棒を配って各自の作業時間となりました。
■今回の参加者の方が持ち込んでくれたモデルガンM-14EBR。台湾メーカーの金属製でずっしり重い!ヽ(‘A`)ノ巨大なサイズは2脚で伏せ撃ち前提の狙撃銃なので、今回話した構え方は非現実的なんですが、やっぱりカッコイイねぇ……。
■ちなみにM-14というのは、米軍の2世代くらい前の旧型ライフルで扱いづらいんですが、威力はあるので、引退してたのを最新のパーツを使って特殊部隊用に改造!そのモデルがEBR(Enhanced Battle Rifle)~という、厨2魂を揺さぶるというか、ガンプラで言うとB3グフ的なポジション!ヽ(‘A`)ノ
そりゃーシビレルでしょ!