■模型塾記録写真、5/20(土)の2コマ目『26-B.フィギュア原型入門/美少女編』の第9回目です。
そろそろ後半、これまた難関の『髪の造型』に進みました。
■前半の座学。ホワイトボードはこれ1枚だったんですが、左側の分割の話から。
市販のPVC完成品用の原型や可動フィギュアもそうなんですが、髪を前後で割って、中間に顔パーツを挟む3分割方式が主流。アニメ的にパッキリとした輪郭線で髪が別パーツのように描かれる場合はこれが一番向いてるんですが、リアル系の細い毛先や繊細な生え際では一体で造型して塗り分けで生え際や毛先を表現した方が自然になります。
■下の段は→右に向かって、その分割方法をいろいろ。
下段右端は具体的な工作法を3種。エポパテだとこの”バナナ(状のふさ)を並べる”のが、完成形からイメージしやすいかなぁ……(‘A`)
■そこから上段の真ん中に流れて、毛先などの細い部分を折らないコツ。指造型でも同じなんですが”太く作って細く見せる”と、刃先が当たる工作箇所と指で支える支点を近くとる~のがポイント。
■上段右は髪においての似せるコツ。
・前髪の上端と下端が、目や眉毛にどれくらいかかるか?上下の位置関係をチェック
・複雑な構成の前髪には番号をつけて整理する
■その脇のツインテール絵は、その上でさらに髪の見せ方論?
元の絵でも今は普通にあるんですが、前髪の流れが全部一緒じゃなくてクロスしてるひとふさがあるときには追加で再現。ツインテールのメインの流れと交差するように細い流れを付けてメリハリにします。
■実演で髪(の基礎部分?)を作って、電気ストーブで硬化促進中の例題原型。手首も先週のグローブ状から削りを入れてる途中です。
■2コマ目は以上。↑こちらは3コマ目で聞かれた、開いた口の補足説明。半開きよりももうちょい閉じた口を、私は勝手に『1/4開き(よんぶんのいちびらき)』と呼んでるんですが、その作り方。
歯、アゴは閉じてるんだけど、唇の先だけうっすら開いてる感じで、これで作ると表情にニュアンスが出ます。簡単な割に効果的なので、オススメ(•ө•)♡