模型塾 26-B.フィギュア原型入門/美少女編 第5回 記録写真

 

■模型塾4/8(土)の2コマ目は『26-B.フィギュア原型入門/美少女編』の5回目、『筋肉を盛り削りして、裸を仕上げる』回です。

■ざっくり”筋肉”と言ってしまってますが、本当はその下の骨格や筋肉の上の脂肪、表皮までをセットで作業します。欧米の解剖学的なアプローチだと、この中身を本当に一層づつ重ねて作ったりもするんですが、まあ今回はほどほどに。

■それでも知ってた方が役に立つ知識もあるので、ポイントごとに分けてちょこちょこ解説。実際には作るポーズによって毎回違うノウハウが必要になるので、都度都度調べて知識をとっとづつ溜めていくイメージでしょうか?もっと言うとこの辺の骨&筋肉の仕組みは直立ポーズを作るときよりも大きく変化のあるポーズを付けるときに効いてくるので、先々の課題になりますが、勉強だと思って変わったポーズを作るのもいいかと……。

■右上は資料の話。元になった絵1枚で作れる~ことはあまりなくて、見えない角度や人体の形状など他の資料が必要になってきます。ちょっと余談ですがサザエさんの首と頭の境界線が描いてない描写とかスヌーピーみたいに”閉じてない描線”とかが立体化には難題で、逆に立体を意識して描かれてる絵は、その線を丁寧に拾っていくと実力以上の原型が出来たりします。そこで話した田中久仁彦氏の絵、ちょっと見ておいてください。

■右下にはあらためてエポパテを盛り重ねるときのコツ。本来あんまり食い付きがよくない素材なのでこの辺の工夫でフォローします。

■ボード2枚目は、これまた苦労してた方がいたので、アニメ的なデフォルメ入ったおっぱい造型のポイントを。リアル人体よりも胸郭(肋骨)が小さいけど巨乳~みたいなときは上から見てハの字に、斜めに脇まで回り込むようにおっぱいを置きます。腕を上げるとそっちに引っ張られる感じも表現すると。

■右は次回の『顔の造型』と。この先の案内。翌週4/15(土)は私が『16BitModels』さんの展示会に参加する都合でお休みに。模型塾の次は4/22(土)に。

■作業実演の際に補助的に描いてた手元メモ。おしりは左右の分割線を上に延ばしすぎると縦にどんどん大きくなっちゃうので、適当なところで背骨下端の平らな三角面で切り上げると小尻にまとまります。

■背中を大きくそらせると、結果的にお腹が前に出っ張るんですが、全体に前に出すと太って見えるので、中央の腹筋は前に、でも両脇はそこそこ凹ませるとカッコ良く……

■~と言いつつ私の例題~はちょっとお腹盛りすぎましたね。後日ここは削りました。

■同じくおしりも盛り足し。背中は今作業すると、せっかく作った胸+お腹がつぶれてしまうかもしれないので、そちらの硬化を待ってまた後ほど……

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