模型塾 25-B.エアブラシの扱い方 第4回 記録写真

■10/1(土)の2コマ目『25-B.エアブラシの扱い方』は全4回の4回目。先週の『オタクの学校 #021』をはさんでの最終回でした。

■先週のぼかし塗装~までは用途を決めない、ガンプラから戦車まで、何にでも使える汎用ワザだったんですが、今週は『美少女フィギュアのレジンキットの塗り方』に目的を絞っての応用編。

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■ホワイトボードにはレジンキットの製造法(ゴム型に2液混合硬化型のポリウレタン樹脂を手作業で混ぜて流し込む)とそれに起因する弱点(気泡とバリ)を解説。今普通に買えるレジンキットはかなりキレイなので、普通には必要無いんですが、原型を作るようになると一転!自分で流した最初のレジンキットは、まあガビガビなので、そこで必要になるんじゃよ……(‘A`)

■真ん中はその下地処理の段取り。実際に流し台まで行って洗剤で洗う工程も実演しました。
右端でようやく塗装に。プライマーを吹いての、塗る順番とマスキングの話。このへんは、明るい色から→暗い色~等、いくつかの原則があるんですが、実際にはそれがたいがい矛盾しあうので、都度都度悩むことになります……。

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■ボード2枚目は、美少女フィギュアならではの『サフレス塗装』について。
人間の肌は半透明な層が重なって出来てるので、陶器やペンキ塗装面とは全く違う質感になるのを、たまたまちょっと透明感のあるレジンキャスト素材を生かすとイイ感じになるので、サフェーサーは使わない(レス)で工夫します。

■さらに塗膜の重ね方で、2種類の考え方がある~というのを右側に解説したんですが、写真撮り忘れて、最後の質問で答えた『ミニスカートは両面テープで止めると楽』って絵を上書きしちゃった……(‘A`)

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■その2種の方法
・基本色(ピンク)を全体に塗って、影色(赤を足す)ハイライト(白を足す)を別途吹き重ねる
~で塗った髪パーツと
・ハイライト部は素材のアイボリーを残して、まず影色を影に、それを覆うように基本色を最小限吹き足す~で塗った顔パーツ

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■顔パーツには大急ぎで目も描き込んで、髪にはツヤ消しのトップコートを吹いてこんな感じに。心配顔は眉毛が多少ズレても雰囲気でごまかせるのを発見!”笑顔”の方が眉毛の”正解の幅”は狭くて、ちょっとでも外すとしょんぼりしたり怒ったり~になりがちで難しい……(‘A`)

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■今回の作業テーブル。ここで実演するのを背後からぐるりと囲んで見てもらいました。
エアブラシ編はこれにて終了。みなさん忘れないうちに、自分でもいろいろ塗ってみてくださいーヽ(‘A`)ノ

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