模型塾 25-A.フィギュア原型入門/男性キャラ編 第10回 記録写真

■私の体調不良で2週お休みをいただきました『模型塾』、おっかなびっくりで再開した12/3(土)の記録写真です。

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■1コマ目の『25-A.フィギュア原型入門/男性キャラ編』は第10回『分割について』
ホワイトボード1枚目は、左上の、分割にとらわれ過ぎるとデッサンがぐだぐだになるので、気をつけて~話から。フリー枠等でもよく聞かれる「分割が上手くいかなくて……」~で見てみると、分割面がぴったり合わないコトよりも、そこで各部の長さや角度が狂ってるコトも多いので。

■左下から真ん中にかけては、服を作る前に切っておいた方がイイところと後の方がイイところの話。右端では、それを踏まえて、まず紙に分割案を書いて、考えを整理しましょう~と。

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■画像ぼけぼけですが、今回の私の例題フィギュアの服装(着流し)と分割案。わかりやすく切っても平気なのは、帯くらいで、そこで上半身、下半身を分けます。その先は実際に作りながら試行錯誤することになるんですが、仮のイメージとして、左右の袖、両手首、足首が別。着物の裾が厄介なんですが、さすがに一体成型では寂しいので、前後に分割かなぁ。上半身も懐の隙間を見せるなら、右にある図のように前半分を別パーツ~と、やっぱり和服は手ごわい……(‘A`)

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■その後作業実演として、実際に帯の位置で原型をカット。デザインナイフ、弓ノコギリ(の刃)、ニッパーを駆使してまっすぐに輪切り。切りしろの分短くなりますが、そこは服を作ってから微調整します。

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■各自の作業時間の後、ホワイトボードに戻って2枚目。僕等がレジンキットで使う、ゴム型+レジンキャストで手流し~という複製方法は、それなりに制約があって、なんでも抜けるわけではないので、原型や分割で工夫してフォローする必要がある話。

■逆に、一番安価なPVC製のガチャガチャのフィギュアは、金型+塩ビ樹脂なので、一番無理抜きが効くので、s製品の分割は地味にトリッキー。真似出来そうで出来ないトコロもあるんですよね。

■その2者の中間(?)の抜けやすさが、いわゆる業者抜き(のレジンキット)で、その代表的な、遠心注型と真空注型の説明もしました。

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■これは実演の合間に使ったメモ。今回はちゃんと着てる男子フィギュアなので、あんまり問題にならないんですが、露出の多いビキニ等の女性フィギュアの分割裏技あれこれを紹介。

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