■あっという間に一週間が過ぎて、早くも金曜日!?明日は土曜で模型塾!
それでもどうにか間に合った記録写真、先週の分をアップしますーヽ(‘A`)ノ
■10/1(土)の1コマ目『25-A.フィギュア原型入門/男性キャラ編』の5回目は『ポーズをつけて関節を固める』。前半工程一番のヤマ場です
■ホワイトボードもその理由から。ポーズをつけるには細かいノウハウがいっぱいあるんですが、手を動かす作業量はかなり少なくて、しかも微調整の結果がかなり効果的。つまりコスト(作業量?)パフォーマンスが良い工程なんですよ。
■真ん中はポーズ案いろいろ。そのまんま再現した、ゴールになる元絵がある場合と、ゼロから自分で考える場合、その中間として、ある絵のポーズを立体にあわせて”改造”する~の3タイプを紹介。
絵はやっぱりその紙の上、フレームの中でのカッコよさを追いかけてるので、横から見たり、俯瞰して見る立体に向いてないコトもままあります。
■右端にあるのは、ちょっと外れるんですが、2014年までのグッドスマイルカンパニーさんのトライアウト(という新人募集企画)の例題になってたオリジナルの女の子の課題イラストを思い出して。検索してみたら、全然違いましたが、そこはご愛嬌で……(‘A`)
■当時聞かれたんですが、この絵が課題として秀逸なのは、手足の前後方向の位置関係がいろんな読み取り方が出来るコト。作る人によって左右の膝の前後関係すら違ってきちゃう。
■結果、応募写真を横から見ると一発でその人のセンスというか、上手い下手だけじゃなくて、マンガ的なデフォルメで派手な動きをつけるタイプなのか、リアルに寄ってるタイプなのか?までわかっちゃうという。おおー~と、思ったんですが、今はもう共通課題はなくなったみたいですね。(‘A`)
■ボード2枚目は実際の作業の段取り。3番の『仮に曲げてみる』から8番の『関節をエポパテで固める』まで。右端はそこで気をつけるポイント。当たり前っちゃー当たり前なんですが(可能な限り)自分でポーズをとってみて、そこでどの骨、筋肉がどう動いてるのか?(ヨガ的に?)意識してイメージして確認しましょう。2番はいつも話してる重心と軸足の話。
■3枚目は実演と参加者の方の作業時間の後、最後にフォロー的に話した、あるある失敗。両方の膝が曲がるとへっぴり感が出る。肩も頭も普通の人はたいてい傾いてるので、それを入れると自然になるよ~と。
■今回の例題のポーズ案。立ちポーズはちょっとネタ切れなので座りで。足首はV字に閉じる方が自然で脱力っぽくなるんですが”男前”に見えないリスクがあるので、ここでは保留。立体で試すことに。右の側面図は座りポーズのときは脚の付け根だけでなく骨盤から背骨までがちょっとずつ分担して曲がるので、その図解。ホワイトボード2枚目右端のカットと連動してます。
■こちらが微調整を繰り返した後。関節部分で斜めに肉をそいでいくのに加えて、ももとすねを5mmづつ切り詰めました。このまま直立すると(最初の原寸スケッチよりも)足が短めになるんですが……
■最後にエポパテで関節をつないで固定。ひじと手首はちょっと盛り過ぎですね……(‘A`)