模型塾 23-C.可動原型の作り方 第6回 記録写真

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■遡り記録写真、2016.01.23(土)の2コマ目『23-C.可動原型の作り方』も最終回。

■尺は短め全6回の6回目は『可動原型の複製について』
可動フィギュアは関節でパーツが分かれているので、曲がった脚やひねりのある胴体~のように粘土埋めが名人芸になってこない反面、ジョイント穴やポリキャップ等を埋め込む凹部のあるパーツへの対処が必要になってきます。

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■ホワイトボード1枚目はそのへんの解説。ゴム型みたいな天地の向きがいろいろ変わる立体を平面の図で伝えるのはやっかいなんですが、キモはゴム型のA面とB面の割り振り?通常のレジンキットでも同じなんですが、スッパリ半分ずつ埋める~だけじゃなくて『ここはA面、こっちはB面……』と、頭を使って割り振りします。もちろんやってみたら失敗~もあるので、ある意味経験がモノを言うという……

■右半分には、その解消策として『複製業者さんに頼む』としてプロが使う遠心注型とメリット、デメリットの話を。

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■2枚目は、半分オマケなんですが『可動動物』の話。昆虫が特にそうなんですが、多脚系は関節そのものが多い割に、動かしても印象が変わらない、ある意味コストパフォーマンス?があんまり高くないので、”可動リソース”をどう割り振りするのが効果的か?という話が左半分に。

■右半分はそれをふまえた上での可動部分の隠し方と、一番右下の縦にならんだリストは、時代ごとの主役というか、みんなが買ってきた商品形態。『どうすれば売れる?』を考えると、同じ商品形態(たとえばfigmaみたいな可動の完成品美少女)のアイテムで押入れいっぱいになったときに、別の、ちょっとだけずらした商品形態(同じ可動美少女でもプラモになってる)だと

『そうだ!これは別のモノでまだ持ってないから買ってもいいんだ!』

~と、リミッターを通過できるので、その傍から見たら意味ないでしょ……レベルのちょいズラしが効くんじゃよ……という話をして久々の可動コースは終了しました。

■この後いつも通りの3コマ目『フリー枠』→最終回恒例の打ち上げ飲み会(振る舞いメニューは名古屋風味噌おでん)をやって、無事第23シーズンも終了。3度の入院を乗り越えて、ようやく半年コースに戻ってこれた模型塾に、今回もたくさんのご参加ありがとうございましたー。ヽ(‘A`)ノ

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