模型塾 24-C.フィギュア原型入門/男性キャラ編 第8回 記録写真

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■好評の模型塾記録写真、美少女フィギュア編に続いて『男性キャラ編』『手首&足首の造型』回。6/11(土)の2コマ目。こちらは全12回コースの8回目、残り4回なのは同じです。

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■ホワイトボード1枚目は女性キャラのときと同じように手首のカットからはじまって、手のポーズごとの基本的な作り方を列記。ポリパテでは針金を芯にパテでくるんで作った”開いた指”ですが、エポパテは細い針金にぴっちり巻き付けるのが難しい(針金芯の周りが、ふがふがして空洞になりがち)ので、板状に伸ばしたエポパテ板に指の切れ目を入れて表情を加える方法を紹介。

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■男編では最初の1枚を描いたところでひとまず実演。その後で補足的に書いた2枚目のボード↑。
こちらも女性キャラと同じく造型ポイントですが、若干内容や話す順番が違ってますね。
右上にある『逆反りの指』は、下の絵にある、先端の関節で逆になって色気~とは別に根本の、手の甲から『ぐわっ!』と逆に曲がる(上の絵)もあって、どちらも手の表情が物足りないときには有効です。

■あと左上の1.ロボの手に引っ張られない~で書いた、指の構造、人差し指、中指、薬指~の3本はスタート位置が(だいたい)同じで、指本体の長さが真ん中だけちょい長い。小指はスタート位置も低くて、本体も短い~という基本バランスを解説してます。

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■作業中にQ&Aに答えた手元メモ。今週の手首足首とはちょっと違うんですが
『2体が絡む原型はどう作れば?』に答えて。これぐらい近いといかに『メリ込ませ合うか?』が勝負になるので、ポーズ付けの針金人形のときにじっくり調整&削り込みするのももちろん、片方を仕上げてから離型処理でワセリンを塗って→パテ盛り→むぎゅ!と圧着~くらいでないと自然?にはならない~という話。

■上段右の四角が、はじめて池袋の乙女ロードに連れていってもらったときに一番棚を占領していたドラマCDで、ひとつ残らず全部のパッケージに男子の顔が2人分、5センチ間隔で寄り添っていたのに

『あ!なるほど、キャラクター本体じゃなくて、この5cmの”空間”がBLなんだ!』

~と、エウレカ!した話と、でもまだ今の男フィギュアは単品が主流なので、ブルーオーシャンなのよ!みんな漕ぎ出しなさい!(•ө•)

■その下はもう結構前なんですが、この”5cmの空間”を獲りに来てたフィギュアということで、メガハウスのガンダムSEEDの浮遊ポーズのモノ。もっともこのシリーズ、表向きはキラきゅんはラクスと向かい合う”てい”で出してて、本命のアスランとのペアは裏メニューになってたのよね……(•ө•)

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■手元メモ、2セット目。右上は今の『マクロスΔ』ワルキューレのハンドサイン?はどう作る?で、クロスした指以外の4本を先に作って、乗っけるようにクロスした薬指を造型?かなぁ。さらに応用で『V8を讃える手首』『貝殻握り』の作り方。

■左上は『手の甲をスジは作った方がイイ?省略した方が……』という質問に

『絵やキャラによって判断。そこがチャームポイントの絵描きさんもいるのでそのときは必須!』

という例でいつも話す『無限の住人』のバキバキした足の腱を。これは水玉( 螢之丞)先生の教えです……。

■左下はさっきの『メリ込ませ合う』の続きで、普通に並べると、ちょっとした丸みでどんどん幅が出るパーツも、全体のシルエット優先でメリ込ませましょう。右下は、すいません1コマ目のメモですね。指の針金芯と、オマケで紹介した『アホ毛』の作り方。これは2コマ目で聞かれてたんですが、こっちでは時間切れになったので、また次回に……

■トップ画像はこのコースでの例題。実演原型は両手ともに刀(型のマイク!ヽ(‘A`)ノ)を握ってるので、開いた手首の作り方を大き目で別途実演で作りました。

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