22-A.デジタル原型 超入門(全9回)

2015.04.30 更新



■近年話題のデジタル造型。CADやいわゆる3DCG、デジタル映像用のモデリング技術 を応用してコンピューターのデータ上でフィギュア原型をつくることが徐々に実用的に なってきました。 各種のコストや扱いやすさの問題もあって、手づくりによるこれまでの原型製作に 100%とってかわるものではありませんが、これからの可能性に興味がある人も多いと思います。

■そこで模型塾でも『デジタル原型 超入門』と題して、右も左もわからない、3DCGなんか触ったこともない〜という人向けの とっかかりになるようなコースを用意しました。自由自在に使いこなせる〜という ところまではなかなかいかないとは思いますが、デジタル原型の考え方を知る 導入ガイドとして、あるいは自分がデジタル造形に向いてるのか?についてのリサーチとして ご活用ください。

■ちなみに昨年の第21シーズンでこのコースに参加された方は、3週目までは同じ内容で4週目以降がちょうどその続きになります。 4週目からのご参加、もちろん歓迎ですが、人数の確認だけしたいので、念のため参加希望メールいただけますでしょうか?また 『もうすっかり忘れちゃったので、1週目から復習したい』〜という方は1〜3週目のリピート受講は無料サービスとしますので、 最初からの受講希望〜と書いてメールください。

 ・ ソフトのインストール(パソコンにダウンロードして起動させる)と概論く
 ・ 3Dソフトでスライムをつくろう
 ・ ソフトの機能あれこれ(ポリゴン、NURBUS、スカルプト)
 
 ・ ”押し出し”でフィギュアの胴体をつくる 
 ・ ”ナイフ”ツールの使い方  ・ 点をうってフィギュアの顔をつくるく
 
 ・ 複数パーツの操作
 ・ 髪の造型
 ・ ポーズについて(ボーンとペアレント)

■この枠は『人柱コース』と『立ち見コース』の選択式で運用します。
人柱コースは自分のノートパソコンを持ち込んでソフトをインストール、実際に講座の時間中に各種モデリングまでやって帰ります。 立ち見コースは基本的には手ぶらで来て私の実演と解説を見て帰る感じ。

■使用するソフトは『BLENDER』という無料の3DCGソフト。 本来は映像用の多機能ソフトで、かならずしもとっつきやすいとは 言えないのですが、ここ数年で日本語の解説書籍も揃ってきたことと、なにより無料なので、初期投資が無駄になりづらいことから 今回はこちらを使います。

■ちなみにこのソフトを使うコンピューターですが、ある程度新しければ(5年以内?)ノートパソコンでもOK。 (atomのネットブックですら)シンプルなモデルなら基本的な操作は出来ます。 ただし、この手のソフトはどれでも扱うポリゴン数が増えて、複雑なモデル、なめらかな曲面を扱うようになるとデータ量に 比例して動作が重くなってくるので、本格的に扱うようになると、相応にパワーのあるパソコン(デスクトップ型に 別売りの専用の映像処理カードを差して、大画面モニターをつないで使用)が欲しくなるのですが、それはそこまで複雑な データを作れるようになってから悩めばいいので(笑)、ますは軽いデータを使って、手元のパソコンで練習してみましょう。

■また、BLENDERはWindows版とMac版の両方が出ているので、使うパソコンもどちらでもOKです。ただ、画面の操作に テンキー(数字キーが電卓のように並んだ別売りのキーパッド)と3ボタンマウス(3Dソフトは伝統的に真ん中ボタンを多用するので) が必須になります。どちらもノートパソコンには付属しないことが多いので、

 ・USB接続のテンキーパッド(¥1000程度?)
 ・3ボタンマウス(真ん中にホイールが付いているものでたいてい代用できます)

〜を買い増しした方が良いでしょう。わからない人は初回に詳しく説明しますね。

■申し込みはいつものように『料金と申し込み方法』のページを参照にて。
初回には、人柱希望の方はノートPCと、上記のテンキーとマウスを持参ください。ネット環境はこちらでWifiを用意します。 また、ノートPCが古めで使えるかどうかわからない〜という方もそのまま持ってきてください。文字通り人柱的にそのPCで動くか どうか試してみましょう。ヽ('A`)ノ

■立ち見コース希望の方は手ぶらでOKです。『自信ないんで、まずは様子見だけでも参加したいんですが……』 〜という方も立ち見コースでスタートして、途中からPC持参→人柱突入〜というカタチにもできますので、ひとまずお気軽に 考えてください。