21-C.デジタル原型 超入門(全12回)
2014.01.31 更新
■近年話題のデジタル造型。CADやいわゆる3DCG、デジタル映像用のモデリング技術
を応用してコンピューターのデータ上でフィギュア原型をつくることが徐々に実用的に
なってきました。
各種のコストや扱いやすさの問題もあって、手づくりによるこれまでの原型製作に
100%とってかわるものではありませんが、これからの可能性に興味がある人も多いと思います。
■そこで模型塾でも『デジタル原型 超入門』と題して、右も左もわからない、3DCGなんか触ったこともない〜という人向けの
とっかかりになるようなコースを用意しました。自由自在に使いこなせる〜という
ところまではなかなかいかないとは思いますが、デジタル原型の考え方を知る
導入ガイドとして、あるいは自分がデジタル造形に向いてるのか?についてのリサーチとして
ご活用ください。
■ちょうど1年前からはじめたデジタル入門ですが、実際にやってみると
4週(第19シーズン)→8週(第20シーズン)
→そして今シーズンの12週〜とどんどん長くなってきています。手原型でも一緒なんですが
やっぱり時間がいくらあっても足りないようで、今シーズンの概要は下記のようになりました。↓
・3/29(土) ソフトのインストール(パソコンにダウンロードして起動させる)と買い物ガイドく
・4/ 5(土) 3Dソフトでスライムをつくろう
・4/12(土) ソフトの機能あれこれ(ポリゴン、NURBUS、スカルプト)
・4/19(土) ”押し出し”でフィギュアの胴体をつくる
・4/26(土) ”ナイフ”ツールの使い方
・5/ 3(土) 点をうってフィギュアの顔をつくるく
・5/10(土) 複数パーツの操作
・5/24(土) 髪の造型
・5/31(土) ポーズ-1(ペアレントで動かす)
・6/ 7(土) ポーズ-2(ボーンを組み込む)
・6/14(土) 服の造型(スカルプトでディティール)
・6/21(土) 立体出力について
■この枠もゴム型複製と同じく『人柱コース』と『立ち見コース』の選択式で運用します。(
注:ただし、今シーズンはゴム型複製コースはお休みです)
人柱コースは自分のノートパソコンを持ち込んでソフトをインストール、実際に講座の時間中に各種モデリングまでやって帰ります。
立ち見コースは基本的には手ぶらで来て私の実演と解説を見て帰る感じ。
■使用するソフトは『BLENDER』という無料の3DCGソフト。
本来は映像用の多機能ソフトで、かならずしもとっつきやすいとは
言えないのですが、ここ数年で日本語の解説書籍も揃ってきたことと、なにより無料なので、初期投資が無駄になりづらいことから
今回はこちらを使います。
■ちなみにこのソフトを使うコンピューターですが、ある程度新しければ(5年以内?)ノートパソコンでもOK。
(atomのネットブックですら)シンプルなモデルなら基本的な操作は出来ます。
ただし、この手のソフトはどれでも扱うポリゴン数が増えて、複雑なモデル、なめらかな曲面を扱うようになるとデータ量に
比例して動作が重くなってくるので、本格的に扱うようになると、相応にパワーのあるパソコン(デスクトップ型に
別売りの専用の映像処理カードを差して、大画面モニターをつないで使用)が欲しくなるのですが、それはそこまで複雑な
データを作れるようになってから悩めばいいので(笑)、ますは軽いデータを使って、手元のパソコンで練習してみましょう。
■また、BLENDERはWindows版とMac版の両方が出ているので、使うパソコンもどちらでもOKです。ただ、画面の操作に
テンキー(数字キーが電卓のように並んだ別売りのキーパッド)と3ボタンマウス(3Dソフトは伝統的に真ん中ボタンを多用するので)
が必須になります。どちらもノートパソコンには付属しないことが多いので、
・USB接続のテンキーパッド(¥1000程度?)
・3ボタンマウス(真ん中にホイールが付いているものでたいてい代用できます)
〜を買い増しした方が良いでしょう。
■申し込みはいつものように『料金と申し込み方法』のページを参照にて。
初回には、人柱希望の方はノートPCと、上記のテンキーとマウスを持参ください。ネット環境はこちらでWifiを用意します。
また、ノートPCが古めで使えるかどうかわからない〜という方もそのまま持ってきてください。文字通り人柱的にそのPCで動くか
どうか試してみましょう。ヽ('A`)ノ
■立ち見コース希望の方は手ぶらでOKです。『自信ないんで、まずは様子見だけでも参加したいんですが……』
〜という方も立ち見コースでスタートして、途中からPC持参→人柱突入〜というカタチにもできますので、ひとまずお気軽に
考えてください。