20-E. ゴム型複製講座(全4回)

2013.08.10 更新

レジン注型 オレンジ

■ガレージキットそのもの、つまり『組み立てキット状態の部品』を自分自身で大量生産する際に欠かせないテクニック『ゴム型複製』、 自分でつくった原型をシリコーンゴムで型取り、レジンキャストを注型してレジンキット化する”複製工程”を実際に体験します。

■2週目以降で、参加者が実際に素材を購入し会場に持ち込んでゴム型をつくる『人柱コース』と、見学のみの『立ち見コース』の どちらかを選んでいただきます。初回、1週目はどちらも基本的には見学と体験になるので、その2コースに分かれる仕組みはその際に詳しく説明しますね。


1.概要説明&原型の並べ方

■初回はゴム型複製の工程について、まずはざっくり通して説明します。 あわせて、必要な材料、工具も紹介。シリコンゴム等を選ぶポイントも解説。

■また、原型を並べ方、そのときのコツや小技を、過去のゴム型や複製パーツを使ってちまちまと お見せします。基本的にはこの週は座学が中心になります。


2.粘土埋め&ゴム流し

■平らに延ばした油粘土を土台として、原型を半分埋めていきます。 先週考えた配置にそって、湯口や空気抜き〜といった導線も埋めて、周りをブロックで組んだ壁で囲い……

■硬化剤を計量、混合した液状のシリコーンゴムを丁寧に流し込む……というところまでが2週目。


3.バリアコート&もう片面のゴム

■硬化したゴム型をひっくり返して、油粘土を除去。

■反対面のゴムがくっつかないようにバリアコート(油やワックス等)を分割面に塗りこんでから 残り片面にもゴムを流して両面取りのゴム型に


4.レジン注型

■両面が硬化したゴム型を開いて、湯口、空気抜きをナイフでカット(簡単に切れます) 完成したゴム型に実際にレジンを流して試作→湯口等を手直し、最終的なレジンキット製品を つくるところまで〜で、全4回です。


ゴム型B面流し中
油粘土を延ばした台に原型を半分埋め込んで、周りをダイアブロックで組んだ壁で囲み、そこに液状のゴムを流します。 このゴムは8時間ほどで硬化するので、ひっくり返して、油粘土を除去、反対側にも同じようにゴムを流すと、両面型が完成。
ゴム流し体験
こんな感じで参加者の方にもゴムを流す工程を順番に体験してもらったりも……