20-C.デジタル原型 超入門(全8回)

2013.08.10 更新

■前シーズンにテスト開催した『デジタル原型』の入門コースです。

■近年話題のデジタル造型。CADやいわゆる3DCG、デジタル映像用のモデリング技術 を応用してコンピューターのデータ上でフィギュア原型をつくることが徐々に実用的に なってきました。 各種のコストや扱いやすさの問題もあって、手づくりによるこれまでの原型製作に 100%とってかわるものではありませんが、これからの可能性に興味がある人も多いと思います。

■そこで模型塾でも『デジタル原型 超入門』と題して、右も左もわからない人向けの とっかかりになるようなコースを用意しました。前シーズンでの運用を 踏まえて倍の2時間x8回に設定しましたが、自由自在に使いこなせる〜という ところまではなかなかいかないとは思いますが、デジタル原型の考え方を知る 導入ガイドとして、あるいは自分がデジタル造形に向いてるのか?についてのリサーチとして ご活用ください。

 ・10/ 5(土) ソフトのインストール(パソコンにダウンロードして起動させる)と買い物ガイドく
 ・10/19(土) 3Dソフトでスライムをつくろう
 ・10/26(土) ソフトの機能あれこれ(ポリゴン、NURBUS、スカルプト)
 ・11/ 2(土) ”押し出し”でフィギュアの胴体をつくる 

 ・11/ 9(土) 点をうってフィギュアの顔をつくるく
 ・11/16(土) 髪の造型と部品の”結合”
 ・11/23(土) ペアレントで動かす可動の概念
 ・11/30(土) ボーンでつけるポーズ


■この枠もゴム型複製と同じく『人柱コース』と『立ち見コース』の選択式で運用します。 人柱コースは自分のノートパソコンを持ち込んでソフトをインストール、実際に講座の時間中に各種モデリングまでやって帰ります。 立ち見コースは基本的には手ぶらで来て私の実演と解説を見て帰る感じ。

■使用するソフトは『BLENDER』という無料の3DCGソフト。 本来は映像用で基本的には英語なので、かならずしもとっつきやすいとは 言えないのですが、MMD等のおかげで日本語の解説書籍も揃ってきたことと、なにより無料なので、初期投資が無駄になりづらいことから 今回はこちらを使います。

■ちなみにこのソフトを使うコンピューターですが、ある程度新しければ(5年以内?)ノートパソコンでもOK。 (atomのネットブックですら)シンプルなモデルなら基本的な操作は出来ます。 ただし、この手のソフトはどれでも扱うポリゴン数が増えて、複雑なモデル、なめらかな曲面を扱うようになるとデータ量に 比例して動作が重くなってくるので、本格的に扱うようになると、相応にパワーのあるパソコン(デスクトップ型に 別売りの専用の映像処理カードを差して、大画面モニターをつないで使用)が欲しくなるのですが、それはそこまで複雑な データを作れるようになってから悩めばいいので(笑)、ますは軽いデータを使って、手元のパソコンで練習してみましょう。

■また、BLENDERはWindows版とMac版の両方が出ているのでどちらでもOK。 ただ、こうした環境は日々変わっていくので、講座開始の10月の時点では多少変更もあるかもしれません。その点あらかじめ ご了承ください。

■申し込みはいつものように『料金と申し込み方法』のページを参照にて。
初回には、人柱希望の方はノートPCと、できればテンキー(数字キーが電卓のように並んだ別売りのキーパッド)と 3ボタンマウス(3Dソフトは伝統的に真ん中ボタンを多用するので)を持参ください。ネット環境はこちらでWifiを用意します。 また、ノートPCが古めで使えるかどうかわからない〜という方もそのまま持ってきてください。文字通り人柱的にそのPCで動くか どうか試してみましょう。ヽ('A`)ノ