
19-D.デジタル原型 超入門(全4回)
2013.01.17 更新
■こちらも新しい試みの実験的なコースです。
近年話題のデジタル造型。CADやいわゆる3DCG、デジタル映像用のモデリング技術
を応用してコンピューターのデータ上でフィギュア原型をつくることが徐々に実用的に
なってきました。
■各種のコストや扱いやすさの問題もあって、手づくりによるこれまでの原型製作に
100%とってかわるものではありませんが、これからの可能性に興味がある人も多いと思います。
そこで模型塾でも『デジタル原型 超入門』と題して、右も左もわからない人向けの
とっかかりになるべく短めコースを用意しました。現実問題として2時間x4回では
ソフトの基本的な操作もおぼつかないとは思いますが、デジタル原型の考え方を知る
導入ガイドとして活用ください。
・6/22(土) ソフトのインストール(パソコンにダウンロードして起動させる)と買い物ガイドく
・6/29(土) 3Dソフトでスライムをつくろう
・7/ 6(土) ソフトの機能あれこれ(ポリゴン、NURBUS、スカルプト)
・7/13(土) 立体出力の現状と出力サンプル
■この枠もゴム型複製と同じく『人柱コース』と『立ち見コース』の選択式を予定しています。
人柱コースは自分のノートパソコンを持ち込んでソフトをインストール、実際に講座の時間中に各種モデリングまでやって帰ります。
立ち見コースは基本的には手ぶらで来て私の実演と解説を見て帰る感じ。
■使用するソフトは『BLENDER』という無料の3DCGソフト。本来は映像用で基本的には英語なので、かならずしもとっつきやすいとは
言えないのですが、MMD等のおかげで日本語の解説書籍も揃ってきたことと、なにより無料なので、初期投資が無駄になりづらいことから
今回はこちらを使います。
■ちなみにこのソフトを使うコンピューターですが、ある程度新しければ(5年以内?)ノートパソコンでも動きます。
ただし、この手のソフトはどれでも扱うポリゴン数が増えて、複雑なモデル、なめらかな曲面を扱うようになるとデータに
比例して動作が重くなってくるので、本格的に扱うようになると、相応にパワーのあるパソコン(デスクトップ型に
別売りの専用の映像処理カードを差して、大画面モニターをつないで使用)が欲しくなるのですが、それはそこまで複雑な
データを作れるようになってから悩めばいいので(笑)、ますは軽いデータを使って、手元のパソコンで練習してみましょう。
■また、BLENDERはWindows版とMac版の両方が出ているのでどちらでもOK。
ただ、こうした環境は日々変わっていくので、講座開始の6月の時点では多少変更もあるかもしれません。その点あらかじめ
ご了承ください。
■申し込みはいつものように『料金と申し込み方法』のページを参照にて。
初回には、人柱希望の方はノートPCと、できればテンキー(数字キーが電卓のように並んだ別売りのキーパッド)と
3ボタンマウス(3Dソフトは伝統的に真ん中ボタンを多用するので)を持参ください。ネット環境はこちらでWifiを用意します。
また、ノートPCが古めで使えるかどうかわからない〜という方もそのまま持ってきてください。文字通り人柱的にそのPCで動くか
どうか試してみましょう。ヽ('A`)ノ