MODEL KINGDOM "MOKEI-JYUKU"
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模型塾第8シーズン 2007.9〜2008.2/スケジュールと講座内容
2007.08.02/東海村 原八
・スケジュール
■基本的には毎週土曜日の午後を3コマに仕切って使います。

1コマ目
2コマ目
3コマ目
   12:00-14:00       14:30-16:30       17:00-19:00   
■それぞれ2時間で個別に参加できる形式です。あらかじめWEBでカリキュラムを発表しておくので、興味のあるテーマのみを自分の都合で組み合わせる、自動車学校の学科講習の受講の仕方がイメージです。


・スケジュール(第8シーズン/2007.9月〜 2008.2月)
  1コマ目/12:00-14:00   2コマ目/14:30-16:30   3コマ目/17:00-19:00
 9/8
 9/15
 9/22
 9/29
 A.ポリパテ工作入門
    (全12回)
 B.エポパテ工作入門
    (全12回)
 フリー枠
 10/6
 10/13
 10/20
 10/27
 フリー枠
 11/3
 11/10
 11/17
 11/24
 フリー枠
 12/1
 12/8
 12/15
 12/22
 C.はじめてのレジンキット
    (全8回)
 D.可動フィギュアをつくろう!
    (全4回)
 フリー枠
 1/12
 1/19
 1/26
 2/2
 E.ゴム型複製講座
     (全4回)
 フリー枠


■毎回の最後のコマに宛てられている『フリー枠』というコマは、特にテーマや題材を決めずに作業スペースと時間を自由に使っていただこう〜という時間です。その前のコマから引き続き居残って、その日の作業の続きを極めるもよし、講座とまったく関係なく自分が作っているガンプラ改造をやるもよし、あと講師をつかまえて質問攻めもよし、他の参加者と技術交流するもよし!もちろんこのコマだけの参加もOKです。

講座内容
■上のスケジュール表にある各講座についての説明を以下に。実際には進行状況によって、多少前後することもあるとは思いますが、一応の目安ということで。

■ちなみに各メニューに割り振ってあるA,B,C,等の記号はこれまでのシーズンとは異なってます。ご注意ください。



A.ポリパテ工作入門(全12回)
■ここ数回の初心者、入門者の増加への対応として前シーズンから特に

 『今まで何も触ったことがないんですが……』

というはじめての方を重視して入門編を多数用意、かつ素材や作るタイプごとに整理しました。

■ここではポリパテ(ポリエステル・パテ)という造型素材の基礎的な工作の習得(スライム型のブロックをつくります)に最初の4回を。残り8回を使って、2〜5頭身のいわゆるデフォルメ、マスコットフィギュアを実際につくってみます。

-前編:スライム型ブロック-  
 ・工具素材紹介とガイダンス 
 ・ポリパテ加工の基本 
 ・曲面をつくる 
 ・表面を滑らかに仕上げる

-後編:デフォルメ・マスコットフィギュアをつくろう-  
 ・プランニングとスケッチ 
 ・基本パーツを固める 
 ・アタマをつくる 
 ・顔を似せるポイント 
 ・髪について 
 ・手足の加工 
 ・胴体の加工 
 ・組み立て&仕上げ

■後半のデフォルメフィギュアは、ある程度部品に分けて(頭、胴、手足〜)作っていきます。リアルな人体を作るときの難関である間接や筋肉の繋がりや微妙なポーズの問題を、ある程度回避できるので、はじめての方でも多少は敷居が下がるかと……。



↑前半、こんな感じでポリパテの使い方を習得します。




B.エポパテ工作入門(全12回)
■こちらは素材にエポパテ(エポキシパテ)を使った、おなじくはじめての方向け入門コース。↑A.コースのポリパテに比べると、やや高価で、固まるのに時間がかかりますが、臭いが少なくより扱いやすいのが特徴です。

 『どちらを選んでいいのかわからない……』

〜という方は、作りたいアイテム、仕様、サイズにもよって変わってくるので、申し込みの前にそのあたりを書いて問いあわせのメールをください。そのへんからアドバイスできるかと思います。

■こちらも最初に素材の扱いに慣れるために簡単なかたち(フォーク&スプーン)を作った後、本格的な固定ポーズのフィギュア(1/8くらいのサイズ)を実際に作っていきます。

-前編:フォーク&スプーン-
 ・工具素材紹介とガイダンス
 ・エポキシパテを練ってカタチをつくる
 ・硬貨後の削り加工
 ・表面を滑らかに仕上げる

-後編:固定ポーズフィギュアをつくろう-
 ・プランニングとスケッチ
 ・芯を固めて針金で手足を
 ・ポーズをつけて筋肉を盛り付け
 ・顔を似せるポイント
 ・髪について
 ・服の作り方1
 ・分割について
 ・細部と表面仕上げ

■ここでの例題は、ある程度参加者の方の作るアイテムをリサーチして、その役に立ちそうなネタを作ることにしています。前シーズンの同じコースでは、変に和装のサムライっぽいキャラを作る人が多かったので、私の方でもなんか、ソレっぽいオリジナルの野郎キャラクターを着流しで作ってみました。

■ちなみに、具体的な作り方や技法は、男性でも女性キャラでもほとんど同じなので、いわゆる美少女フィギュアを固定ポーズで作りたい〜という方はこちらのコースをご利用ください……。





C.はじめてのレジンキット (全8回)
■他のメニューが基本的に”原型製作”について〜なんですが唯一これだけは、市販のレジンキットの組み立て、塗装して完成させる講座です。想定するレベルとしてはタイトルにもあるとおり『はじめてレジンキットを組み立てる=未経験者』で。

■第3シーズンから導入の人気メニューですが、その際に全4回という期間がさすがにちょっとあわただしかったので次シーズンから延長して全8回としました。

■使用キットは、こちらで用意〜というか、せっかくの機会なので、こちらがゴム型を用意しますので、初回に参加者の方みずからレジンを混ぜて注型複製していただきましょう♪

■初回に自分で注型、複製したレジンキットのバリや湯口をカット、部品をナイフやサンドペーパーでカタチを整えて、接着組み立て→簡単な塗装まで〜を予定しています。

・概要説明&複製体験 こちらで用意したゴム型にレジンを流してこの先の工程で使うキットそのもを自作(?)します
・パーツの整形と表面処理 ナイフやニッパーを使ってパーツを切り出し、サンドペーパーで表面を磨いて仕上げます
・組み立て パーツに穴を開けて金属線で補強軸を打ちつつ、接着、組み立てていきます
・表面仕上げ サフェーサー、耐水サンドペーパーを使って素材の表面を滑らかに仕上げます
・塗装-1 缶スプレーの使い方
・塗装-2 筆塗り塗装の基本
・塗装-3 エアブラシ塗装の実演
・塗装-4 瞳の描き方と仕上げの小技 

■例題キットは、ゴム型のコンディションにもよりますが、過去の模型塾で例題として作ってきたオリジナルの女のコフィギュア数種〜から初日に選んでいただきますね。


D.可動フィギュアをつくろう!(全4回)
■海洋堂のリボルテック以来、ブレイク中の可動フィギュア。また市販の関節パーツ等も充実してきた2007年現在の環境で作る可動フィギュアのコースです。

■ただし、可動フィギュアそのものをこの枠の中だけで全部作るのは時間的にきびしいので、どちらかというと座学と実演が中心になってくると思います。
基本的には、『既に固定ポーズフィギュアは作ったことがある』〜という中級者向けの内容ですが、上記のようにここで話を聞いておいて、自分で後日つくるときの参考にする〜という感じで、初心者の方も遠慮なくどうぞ♪

・可動概論@2007
・機構試作と試作フレーム
・可動フィギュア原型の作り方
・市販PVC完成品を可動に改造



E.ゴム型複製道場 (全4回)
■ガレージキットそのもの、つまり『組み立てキット状態の部品』を自分自身で大量生産する際に欠かせないテクニック『ゴム型複製』、自分でつくった原型をシリコーンゴムで型取り、レジンキャストを注型してレジンキット化する”複製工程”を実際に体験します。

■2週目以降で、参加者が実際に素材を購入し会場に持ち込んでゴム型をつくる『人柱コース』と、見学のみの『立ち見コース』のどちらかを選んでいただきます。初回、1週目はどちらも基本的には見学と体験になるので、その2コースに分かれる仕組みはその際に詳しく説明しますね。
・ 概要説明&複製体験 こちらで用意したゴム型にレジンを流して複製作業を……
・ ねんど埋め&ゴム流し 実際にゴム型をつくります。片面にシリコーンゴムを流すところまで
・ バリアコート&もう片面のゴム 残り片面にもゴムを流して両面取りのゴム型に
・ レジン注型 完成したゴム型に湯口等を切り、レジンを流して試作→湯口等を手直し〜


■参加者の方に実際にゴムを流してもらってます。

■ゴムを流してる途中状態。



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