環境新聞 33号 別紙

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イオ(仮)についての痛いメモ

■代謝型アルゴリズム
自然言語を用いて人間とのインターフェースの役割を果たすために開発された、いわゆる人口知能技術。『人間の知性、人格はシナプス結合の履歴である』とするモデルに基づいている。回路を学習および経験側によって組み替え、その形成の過程から擬似人格を生じる。

一般的な学習型コンピューターと異なるのは、成長過程により得られる回路構造が異なり、また人格が生成履歴そのものに依存するため、コピーが不可能である点。回路の生成、破棄という代謝プロセスを経て、回路網全体が平衡状態に至る点、つまり実用上の”寿命”が存在すること等があげられる。


いえ、こお生物学の本とか見てると、記憶とか人格とかってコンピュータのデータみたいにシステムの構造とかアプリケーションの上でやりとりっつーか移したりコピーしたりできるよーなモノじゃなくってもうちょっと、下のレイヤーとガッチリ絡んでるんだろーなーってあたりからの造語&架空の概念。

逆に人口知能とか出来上がったら、これぐらい使い勝手よくない、ほとんど生の人格と変わらないものなんじゃないかなーって。


■インターフェース端末『MT』
代謝型アルゴリズムを用いてランドスケープのシステム上に実装された対人インターフェース擬似人格。固有のハードウエアーではなくメインフレームのチューリングマシンの一部にソフトウエア・エミュレーションで再現される。携帯電話型の小型端末から自然言語の会話という形でメインフレームと人間のやりとりを仲介できる。


ほいで、この人格についてる名前が『MT(えむてぃー)』。きっと何かの頭文字でしょーけどまだ考えてません。ネタ元は昔ーしのラジオドラマのタイムパトロール(←ラジオドラマっぽい〜)の腕時計型コンピューター。ちゃんと(笑)人間の女の子になる話ありました(くうううう〜)


で、上述のよーに、寿命があるってのと、人間との会話によって擬似人格を形成していくって辺りでもって、こお、つくしちゃんとかと出会って、最初はたどたどしかったりメカメカしかったりってのが、だんだんお友達〜になってくんだな。

でもってきっと人間より早く成長して、とーぜん早く老いていって『わたしは、もお、おばあちゃんなのよ……』とかいってゆっくりと息をひきとる話とかもできるじゃん(くううう〜←あばあちゃんマニア)


で、そのころには次の代のなんかまた新しい無垢な擬似人格が……たぶん関わる人といっしょに入れ替わっていくんでしょー。で、それを見続けてるランドスケープ本体はモノ言わぬ古式ゆかしいロボットで、古木のような存在感が出せればいーなーと。

↑で、この辺までは前の夏の時点でなんとなく考えていたんで、こいつを活かしつつ拡張して、今回の新作女の子ロボのお話〜って感じで以下↓っ!

■イオ/キューブ
中央集権コンピューター『パノプティコン』計画時に立案されたメインフレームの1案。60m立方の直方体ほぼすべてを半導体集積回路で埋め尽くし、莫大な計算力をもって力づくで擬似人格を得ようとする『ブルート・フォース計画』実現のために建造された。計画そのものは失敗、巨大なCPUキューブは破棄されたが……


で、ちょっとマンガになるんですが、このエラいパワーのCPUに先の代謝型アルゴリズムをブチ込むと、なんか超能力つーかサイキックな力が!って設定(テレ笑)はどーでしょー?だから、このロボの武器はこのCPUそのもの。で、それを安全に活かすために手足をつけたってコトで。


そーすると、こんなルックスでもクソ強いから、劇場版(笑)のカタキ役が張れる!と。あと、TVシリーズ(何の〜?)での悪モノ(だったマザー・コンピューターの)廃棄別案が元ってのも外伝っぽいし(笑)


ただ、このCPUはクロックとかもベラボーに早いんで、投入された擬似人格(育てるのに数年かかる)を使ってフルパワーで念力とか使うと数分で寿命ってコトにしとくの。ほいで、そこが付け入るスキ?って一瞬思わせておいて、実は、この擬似人格をありあまるCPUパワーで順次書き換えながら連続投入するするその名も『シリアル・キラー・サイキ・ノート』とかいうモードがっ!

↑ほいで、それ用の『擬似人格弾倉(マガジン)』とかあってギャラララララ!ってロボ少女(プログラム)が大量虐殺されてくんだな。で、それ用の擬似人格を『育てさせて、集める』ってトコで育てゲー絡ませるってのは、あまりにそのまんまなんで、要ヒトクフウ。





■劇場版オリジナルのキャラクター(笑)『いお』

あと、せっかくの劇場版なんで、キャラも出したいでしょー(笑&基本)ってんで、昔書いたこの娘を使いましょー。絵は前のまんまですケド、舞台が『ロボ部』になるんで、たぶんかわいい市販の服を着ます。役どころはそのまんま『謎の少女』(笑)。

つくしちゃんがうっかり落したMTの端末(とーぜん気がつかない。道端で『こら〜!おいおいおい!拾いなさいよおおおお!』とか怒鳴ってる)を拾ってくれたりするんだな。でもこの娘はなんか無表情で、それをMTがいろいろ教えたりするのよ『人間って……』みたいな。

でもでも、実はこの娘自身がキューブCPUの端末で、いろんな人と出会って得た擬似人格を『弾』としてコツコツため込んでいってた(な、なんて!)んだな。でもそこまで知らせれてない『いお』。でMTの『こんなコト、人に言うのははじめてなんだけど、ほんとうは人間に生まれてたらなあって……』(もちろんMTはこの娘のこと人間だと思ってる)ってセリフに『なれるよ……』と答える。

■翌朝、登校中のつくし達の背中をつつく耳馴れない声

『ねえ!つくし!!わたしよ!わたし!』

『はあ、どちら様でしたっけ?』


てな感じで『いお』の身体でもってMTとみんなの楽しい日常、その中で『いお』だった人格は黒い携帯電話の中から参加。

『でも、どーして?』との問いに

『あ、コレはねー、夢なのよ、夢!私の夢の中の出来事なの』とMT

つくし『ああ、なんだ夢かあ/笑』

香織『ちょっと!あんたらね〜』

↑そーこーするうちに返事をしなくなる携帯電話の『いお』。時をおなじくして出現した巨大ロボット/イオ。転んですりむいたヒジには冷たく光る金属が(&火花ビリビリ)これは夢なんかじゃない、この身体は私と同じ『端末』だ!するとあの娘は!?

取り返しの付かないことをしてしまった!もう一度会いたい!でも手がかりは!ランドスケープ!何か知ってるんでしょ!


圧倒的な破壊力を見せ付けるイオ。ランドスケープの攻撃をことごとくハジキ返しPKで破壊していく(この辺演出&作画見せ場←何の〜!)

『いお!止めて!お願い!返事をしてよお!』

だがその声は届かない

『ランドスケープ……、私のプログラムをあのCPUに投入して。できるんでしょ!』


ああっ!くうううう〜、ロボ少女ズ(複数形)〜(滝涙)

■でも、この後半MTが乗り移っちゃうとしたら、上のデザインだとちょっと重すぎるのと、今さらダウナー系もな〜ってんで、こーゆー展開ならこっちの顔(&服)のほーがいーかなー?とも思い中……。ただ、こっちだと今度はこお劇場版(それも2作目)ってよりはプレステ版って感じになっちゃうんですよねー(笑&同時上映はやっぱし『侵略ロボ』?)




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