ENVIRONMENT WEEKLY vol.17 1997.09.11

環境新聞 17号
1997年9月11日(木)

■全然どーでもいーんですが久し振りにロボット系サーチエンジンに行ってみたら『模型の王国』がのっててちょっと驚いたよ。ほんとーに来てるのね、ロボットって。
さーて今回は『ワンフェスレポート』に復活の『時事ネタ-X』ひとつよろしく。

■今回タイトルカットは『ギャルゲー2000』からつくしちゃん。吉田くん(就職決まっておめでとー)によると設定とかまだまだぬるいそーです
『お母さんが病気になって看病とかしないとだめですよ』ーそーなのか?






ワンダーフェスティバル'97 SUMMER レポート


■日時:1997.8.24(日)
■場所:東京ビックサイト東5&6ホール


■うわー、もお2週間もたっちゃってます。当『模型の王国』については第一報を『ギャルゲー2000細切れ日報』にあげていますんで、ここではその他の事を断片的に思い出しながらてきとーに挙げていきましょう

■まあ、普段の心がけがよいから
まず会場が今回2フロアブチ抜きで広かったのは皆さんご存知のとおりだと思いますがうちのブースとか島そのものがゆったりとレイアウトされてましてホント終日快適でした。ただ、他のところとか見てみると場所によっては狭かったり密度高かったりでどうやらここの列が例外的に広い感じ。
もしかすると机並べていったらつじつまが合わなくなって結果最後に広くなってたのかも?

■すごいと思った模型1/バサロキック
今回割と精力的に見てまわりました。ひととーりだけど全部の机まわった(と思っててもなお見落としあるんですけどね)のは久し振りなんじゃないか?
で、目についたのが展示コーナーのなんかすげーデカいスタープラチナの横にあった鼻のないワンダちゃん。手足が棒っぽくてかわいいにもかかわらず、すげーニュアンスがあるポーズでした。海洋堂はこれを奪ってソフビにすればいーのに…とか思いました

■すごいと思った模型2/ちびすけマシーン
ここもやけにロリロリなフィギュアです。以前は丸出し(笑)だったんですが、今回の新作はセーラー服+メカとややトーンダウン(?)特筆すべきはここの原型つくってる方(だと思う)がなんかやけにさわやかなんだな。こお、オイらが幼女だったらこのお兄さんにならついていっちゃうかもしんない(笑)

■すごいと思った模型3/電磁計画
オリエンタルテクノロジーのホームページでも紹介されてたオリジナルの『侵略ロボット』シリーズ。ダイナミックなフォルムが超カッコイイ。こお、設定とかギミックとかメディアミックスとかの些末な手段に頼らずにデザイン一発で勝負できる!という点ではガレージキットって希有な土俵と確認。ああ、『マックス・ファクター』欲しかったなあ。このとき心が貧乏のピークだったので結局設定本を買ったのみ。

■ちょっとした出来事1/あれはたしか1/220のカンのときだっけ
けっこーそばのブースなんですが販売開始が2時だか3時だかって告知してるとこがありまして、たぶん別動隊とかがどっかで今抜いてる最中なんだろーなーって感じでした。そのうちキットとか詰めだしたんですがその最中にも携帯電話とかで連絡とってたりしてはたから見てても大変な事態になってるのがよく伝わってきます。そうこうする内に人垣とか集まってきたりしてテンション大盛り上がり。はたから見るとうらやましい光景かもしんないケド、あーゆー目にあったことある身としてみると申し訳ないやら情けないやらで心臓バクバクものでうん、寿命とか縮むと思う。

■ちょっとした出来事2/おっさんですな
イベントスペースが近かったのでそこでの出来事に一日聞き耳をたてていました。『コスプレックス』ってゆーアイドルが営業こなしてたんですがそのデビュー曲らしいアニソンメドレーのうちエヴァンゲリオン以外知らない事実にガクゼン!

■ちょっとした出来事3/まあ、たいへんだしね
帰りがけにおなかがすいたので食べ物ブースコーナーにいったらタタキ売りモードにはいってまして(さすがに値段は忘れてるんで違ってるかも)50円のドーナツ1つくださいって言ったら100円にしとくから4個入り買ってきなよときたもんだ。そーとーしつこかったんですが振り切って1つでじゅうぶんじゃよ-って逆ブレードランナー状態で無理矢理買ったらかなりフテりつつも売っていただきました。おいしゅうございました。

■以上。うわー断片的…。まあ、総括的なことはいーよね、もお。じゃあ次は冬!またお会いしましょお。





イタイ、イタイ、イタイ(以下略)

1997.09.11
text:東海村 原八
『肉体ゆえの痛み』

■今回の時事ネタはまさに時事ネタ。失楽園、ヘアヌード、半泣き記者会見、年齢詐称疑惑と満身創痍の女優管野美穂さん。そんな俗なネタでいーのか?いーのだ!だってオイらの心の委員長(時事ネタ-X'95.4.29『女子校生のリアリティ』参)歴代ベストテン第1位なのだもの!

■いえ、実は写真集とか見てないんですケドね、まだ。でも裸とかは全然どーでもよくて、この一連のお話でのミソはその”痛々しさ”なんですよ。泣いちゃったりとか。もともとその気配りぐあいとか必要以上に考えちゃうとことか『おーぼーれーりゅー!』の芸(古いなオイらも)とかの、こおボケたフリをしちゃうのが透けて見えちゃってたあたりといった”痛々しさ”が全然いとおしかったんですが、今回の件ではもお”痛さ爆発”!くそおおおおっ!!もおっオレが助けるっ!待ってろ!!

■ちょっと前にバイト先の小娘(ビジュアル:小動物系)に

『原八さんも彼女つくんないとだめですよー、いつまでも"虹野ーとか"言ってちゃー。ほんものの女のコはいいですよー、柔らかくてー』とか説教された事がありまして。

『お、ソウル・ドクター?』とか言ったんですけど通じませんでした(ネバーストップ涙)

ただこれって逆に、もお生身の女のコに勝ち目があるのってもはやその”柔らかい”っていうミもフタもない部分ぐらいにしかないって事実をはからずも露呈しちゃってないか-と、そんとき思ったんですが、口に出すと負け惜しみになっちゃうのでちいさく言葉を飲み込んでしまいました(ちきしょー!涙)

■でも違いましたね。本物の女のコの魅力はそれだけではありませんでした。生身の肉体をこの物質世界に置くがゆえに受けざるを得ない”痛み”-この一点において”造られた”キャラクターには本質的に得難いアドバンテージを彼女達は有しているのだと管野美穂の涙が教えてくれました。

■ここで興味深いのは『新世紀エヴァンゲリオン』で表現された”痛み”の部分で、作中描かれたキャラクターの痛みがかつてないリアリティを持ち得たのは放映前後の取り上げられ方(いわゆる『エヴァ現象』)の過程でもって生身の庵野監督の痛みを投影、同調(文字通り”シンクロ”ですな)した(見てる方が勝手に-かも知れないってのがまた深いトコロなんですが…)っていうのが決定的だったんじゃないかと。

■ちょっと前の時事ネタ-X(『リアリティへの最後の牙城』)とは相反する感じになっちゃいましたがキャラクターというモノを考える上で、造りモノにしか持ち得ない”絵空事のような崇高”と鏡像関係で相対する、肉体を持つが故”逃れられない痛み”ってのは意識しても損じゃあないんじゃないかなあ-と。




このころの出来事
1997.08.25 - 09.11


■アジアンタムちゃん
ワンフェスのディスプレイ用に買った観葉植物が日々弱っていってます。やっぱし飾り方に無理があるのか、ドリアデの呪いか!?

■とーとーやっちまいました
免許の書き換えをすっかり忘れてて失効になっちゃいました。しょーがないので手続きにいったんすけど\7000近くとられて貧乏にこたえてます…。

■そんなコトなんか絶対ないと思ってた
今受けてる模型のお仕事用の資料とかWEBで探してきたりしてます。もおインターネット3年くらい使ってますがはじめて役に立ちました、ちょっとビックリです(ア、リル癒し)

■子供かいっ!!
パエリアってあるじゃないですか?スペイン風炊き込みご飯っつーの?鉄鍋にのって出てくるの。ちょっと贅沢な感じで気取って(パエリアごときでか?)頼んだら鍋でやけどしました。いまだにヒリヒリしてます。(エスパーニャ涙)

■映画『ときめきメモリアル』
最終日になんとかすべりこみで見にいってきました。ラスト1回は『失楽園』に差し替えになっちゃってました。わお。

■映画『キャッツ・アイ』
上映後、後ろの席にいた高校生男女なかよしグループが『キャスティング失敗だよな』『北条司を再現してないよね』とか辛口でした。今の高校生が原作読んでるんだあ…だっておれらがリアルタイムだよ…。あと、オープニングにアニメがついてるんですが稲森いずみの再現度やけに高くて○。

■インターネット リンク
モデルグラフィックスの柔らかいネタを一手に引き受けていたあの岩佐博士のホームページを紹介しましょう
『イワサ博士の世界塔』http://www01.u-page.so-net.or.jp/ga2/iwasa/
MGの連載時のテキストやGGネタ(懐かしい)新ネタとして映画評なんかもあります。あの独特の、愛情におぼれているようでいて客観的な(あ、だからストレンジラブなのか/笑)視点がまた読めるぞお。



さあ、次回は某研究所にいってこよーかー、ひとつー何故かー