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A4一枚堂/ file:0094 -『模型王 2006 -MODEL KINGDOM AWARD』-
模型王'97 /まだちょっとエヴァ・ブーム
模型王'98 /フィギュアを語るコト勃興
模型王'99 /第2次ガンプラ・ブーム
模型王2000/ホビー好況もひと段落?
模型王2001/WFリセット他いろいろ
模型王2002/海洋堂とメディアの蜜月
模型王2003/HG→MG→PG→GFF。
模型王2004/"模型"が総合ホビーと
スケールモデル専門に…
模型王2005/マスターグレード2.0
模型王2006/アキバ系萌え文化、折り返し?


■ えー、今年はなんとか追いついたペースに戻った『模型王』。たまたま『模型の王国』を名乗ってるもんで、たいした根拠もなくその年の模型王に相応しい模型の話をするアワード企画。

■なんじゃかんじゃ言ってこのページの分だけでも(実はその前に個人製作のビデオとかでやってた…)なんと今年で10回目。いつも言ってるんですが、まだ記憶も鮮明なそ年の分とかは、さして面白くないんですがヽ('A`)ノ微妙に忘れてる昔の分を振り返ってみると大きな流れで楽しめるので、↑のリンク先の分がむしろオススメですよー。

ヤマト、ボトムズ、ザブングル……今年も元気なリニューアル路線
■昨年(2006)ギリギリで年末に間に合わなかった大ネタ1/350宇宙戦艦ヤマトは\47250で年明けすぐ?あわせてEXモデルで1/100艦載機3種(コスモゼロ、ブラックタイガー、コスモタイガーII)も。昔のブームのときまだ小学生だったもんで1/1000とかメカニックモデルが買えずに、代わりに\100のメカコレを買って、確かはじめて買ったプラ板で箱組み+ミリペンでディティールを描き込んだ手作りメカニックヤマトを作った〜というカーチャン……('A`) 的エピソードを持つ身としては、今回のも結局やっぱり買えてなかったり……。そこでちょっと思ったのは4万円のヤマトを買えない人向けに\4000で同じディティール、手頃なサイズ、\4000の代替品があったらよかったのになぁ……と。

■昨年スタートのRRR(リアル・ロボット・レボリューション)は今年はエルガイムMk-2と強化型レイズナー。タイトルは違うけどボトムズ1/20スコープドッグもついに出ました。コトブキヤのゾイド(コマンドウルフ、ブレードライガーから年末のジェノザウラーまで)やアオシマのレギオス(こちらは完成品の新世紀合金)パームアクションのレイズナーとかもそうなんですが、アイテム、元ネタタイトルは昔のなんですが、ストレートな懐古趣味ではなくて『それを現在の技術で作ったら……』というリベンジ的側面はハリウッド映画のCGスーパーヒーロー映画に近いかも?”ノスタルジー”だけだったら当時のキットのそのまま復刻でいいわけですからねぇ……。逆に言うと単純に当時のモノは普通に”再販”でちょくちょくお店に供給されてるから、それだけでは特別な出来事ではない〜っていうのは模型の世界の、よく考えるとストレンジな側面でしょう。

ダブルオー開始 A.O.Z.終了 ガンプラ編
■ガンダムは今年は後半にテレビシリーズの00(ダブルオー)が開始。デザインはいわゆるポスト・カトキ世代でかなり意欲的。あとは毎回ギリギリまで難航するデザインがスムースだったのか、開発スケジュールに余裕があったのか、放映開始時期までに上から下までかなりのラインナップが店頭に並んでたのも記憶に残ります。発売のペースというか月単位でのリリース順番や情報もよくコントロールされてて、なんというか”マーチャンダイジングとしてのガンプラ”がこなれてきてるなぁ……と。あ、ここでもGコレ枠での1/400母艦(プトレマイオス)が早々に出てたことを書いておきましょう。

■MG(マスターグレード)は100作目のターンエーを中心にザク、ゲルググのver.2.0、クロスボーンのフルクロス、Hi-ν、ディスティニーにユニコーン〜と、これまた振り返ると1年分とは思えないほどどっさり。ディスティニーはストフリと同じく豪華版、今度の名前は『エクストリームブラストモード』この先も豪華版のサブタイトルはこんな感じで中2っぽいのが付くと思うとちょっと期待(笑)。

■HGUCはギャプランTR5、ジムクゥエイル〜でA.O.Z.は本編連載も今年で終了。なんと6年以上も続いてたのね……。ちなみにHJ誌の『ルリルラ』もこちらはひっそりと年初に終了。どっちも雑誌がイニシアチブを〜という意味で模型雑誌黄金期を知る身としては注目してましたよ。

■HGUCに話を戻すと……後半はブルーディスティニー、陸戦ガンダム兄弟にアッガイ、ゾックの水中兄弟、GP-02MRLSとジム・ストライカーは戦場の絆兄弟?ヽ('A`)ノ
イグルー兄弟でヒルドルブ+オッゴ。どうでもいいけど『オッゴ』は東北地方のどっかの県ではたぶんエッチな意味だと思うんよ……。('A`)

■ハードグラフは大モノ、ホバートラックにガンダム腕(+ミサイル分隊)セット、サイクロプス隊ジープ。第1弾のワッパは『TVで見たことのあるあのメカがミリタリー味付けで!』という感じでノスタルジー具合とアレンジの味付けがいいバランスだったんですが、ラインナップからどんどん『お!知ってる知ってる!』って部分が薄くなってるのがつらいかも?今の軍オタ知識で言えば歩兵が運用する携行型対MSミサイルってのは理にかなってるとは思うんですが、そんなの当時出てこなかったからねぇ……。じゃあだったら1/35でキュイ出せるか?ってーとそれも大変だから、逆に逆に最初のワッパが奇跡のアイテムだったのかも?('A`)

■GFFはメタル・コンポジットがイキナリの1/100カトキ版ガンダム+Gアーマーフルセット、1/144可変サイコガンダム。完成度高ぇ〜。ヽ('A`)ノ通常ラインではガンダムX、GP-03、武者ガンダム、キュベレイ〜ときて年末にフレームシステムRX-78。あとは色替えの黒い三連星セット、06Rセット、紅白キュベレイセット。

■あとトピックス的にはどこのシリーズにも入らないんですがアクションベースも今年のプチ発明だと思います。\577と買いやすい価格に加えて、あの袋売りのフォーマットのせいでなんとなく『買っとかなきゃ!』感も。同じく袋売りでは塗装済みの組み立てキット『スピードグレード』も

コードギアス、今年はさわり程度? その他のロボ系
■武者ガンダムは20周年で『三国伝』。なんかまわりでは結構受けてます。ケロロはロボのMk-2。最初ケロロロボは共通の手足を使いまわしてたのが2形態に変形+5体合体とグレードアップ。恒例のガンダム以外〜は今年はコードギアスでまずはランスロットが1/35\2100。テストショットの頃の告知にはあの『ベストメカコレクション』のシリーズ名がついてたんですがどうも”ベスト”はとれて『メカコレクション』になったようで、なんかもったいないけど、ギアスのお客さん層はそんなの誰も気にしてないよねぇ……ヽ('A`)ノ

■コトブキヤは今年も快進撃、上記ゾイドにアーマードコア、スパロボ(ヒュッケバイン+ボクサー、R-1、R-2、ダイゼンガー)新タイトルとしてグレンラガンのシンプル目キットに攻殻のジガバチ。あとバンダイアクションベースと同じラインですがメカ・ベースがよかったです。

■WAVEはエンゲージSR-1、ルナポーン(というかAFSバリエーション)サクラ大戦のロデオスター(シリーズ?)こちらも完成品でマクロス映画版とかも模型とおもちゃの境界は無くなり中。ハセガワはよく考えたらキャラ物はフェイ・イェンのバリエーション(青、緑)くらい?あとファインモールドのスターウォーズはYウイングと1/48Xウイング。

超!細分化時代? 模型雑誌編
■ファインモールド流れでいくとMG(モデルグラフィックス)誌でマガジン・キット1/72零戦21型。そこがまあ象徴的なんですがMG誌を1年分振り返って見ると、スケールモデルの特集がやっぱり目立ちます。年2回の恒例だったワンフェスの特集号も今年は無し。読者層がズレただけ〜という見方もありますが、美少女xフィギュアが踊り場なのは確かでしょう。模型雑誌の切り口としてすっかり定着した感のある開発者インタビューもまとめて読んでみると異口同音に『CAD/CAM』(を使いこなせること〜)の恩恵を語ってるんですが、(今のところ)そことはあんまり関係のない美少女フィギュアの世界はまあ2007年は小康状態?逆に言うと『中国での完成品化』〜という革命が結構前に終わってしまって、次の変化を待つ段階なのかもしれません。

■そのスケール物の勃興で言うと、雑誌もいつの間にか増えてます。世の中的にもいわゆる2007年問題、団塊世代のリタイア組狙い〜ってのもあってか、高年齢向け、ガンプラを卒業した(い)人向け模型雑誌が枝別れしてるというか?

アートボックス系では

・モデルグラフィックス
・アーマーモデリング
・スケールアビエーション
・ネイビーヤード

〜と、陸海空揃ったし、電撃系が

・電撃ホビーマガジン
・電撃スケールモデラー(ラプター付録号も)
・電撃フィギュアナビ 乙女組
・フィギュアマニアックス

ホビージャパンは……

・ホビージャパン
・ホビージャパン プラス
・ミリタリーモデリングマニュアル
・カーモデリングマニュアル
・エアモデリングマニュアル

〜○○モデリングマニュアルは年1の別冊だと思ってたんですが、エア〜とかはもうちょい頻度高い?同じく老舗モデルアートも……

・モデルアート
・艦船模型スペシャル
・鉄道模型スペシャル
・パンツァーグラフ

そして独立系?

・マスターモデラーズ
・レプリカント
・モデロイド

〜?うわぁ〜ヽ('A`)ノ今わかった範囲でもこんなに……まあムック、別冊扱いも多いし、おもちゃ系、鉄道模型はどうなんだ?ってのもあるんですが、とりあえず洩れありましたら、またフォローお待ちしてます……。でもすごいよね。こうなると全部買ってる人はおろか、全部置いてある店も無いんじゃないかという……。

1/350艦船ラッシュ スケールモデル編
■スケール系で言うとやっぱり一番のニュースは艦船の、それも1/350のラッシュ。ハセガワの長門を筆頭にタミヤ伊-400、アオシマ高雄級、レベルのビスマルク、ピットロードこんごう(イージス艦のほうね)あとはちょっと違うけどトランペッターのスラヴァ級とサウスダコタ級ヽ('A`)ノ。これまた本気の人は大変だぁ……。

■陸〜ではアオシマとフジミで1/32のバス&トラック対決だったり、トラペvsAFVクラブの1/35ストライカー対決。あと1/35ドーラは箱にちょこんと納まってたオオゴシさまがかわいかったねぇ。あ、あとタミヤは重いシリーズがレクサスSC430で鉄板インサート成型に進化ヽ('A`)ノレクサスと言えばGT選手権でのスポンサードもあってバンダイから爆シードと1/43完成品も。バクシードも気が付くといつのまにか実車モチーフ路線に。あとタミヤですが弾丸レーサーも新幹線路線になってた……。

■空〜は実機の進空にあわせてエレールからエアバスA380が1/125で。ハセガワは1/48零戦15種セットが『日本に昂ぶる』キャンペーンで。ちなみにこのキャンペーン、1/350の三笠からで、雪風、宗谷〜ときて今年の長門まで。最近雑誌の露出も多い長谷川常務の企画だそうで、チョイワル系の風貌とあわせて2007年のキーマンとして記憶しておきましょう。ヽ('A`)ノ
空ではタミヤも1/48シリーズ100作目としてシュトルヒ。その前にF-16CJ。すっかりこの○○作目〜っていうイベントは定着したねぇ。

次の事件を待つ時期? フィギュア&イベント
■前半で『時代性はあんまりない』〜と書いたフィギュア系ですが、とはいえ普通にお客目線で見ればいっぱい買うモノありまして……。タイトルで言えば、昨年のハルヒから、いとうのいぢ絵〜でシャナ、ななついろドロップス、京アニの流れでは『らきすた』〜はどっちかというと来年?なのははStrikesで特にリキッドストーンの多色成型が話題に。アイギス(ペルソナ3)コスモス(ゼノサーガ)アイドルマスター、去年と同じくFateにあとは絵描きネタとして山下しゅんや、吉崎観音?
ちょっと違うけどエヴァの新劇場版が9月に。これまた上から下までいっぱい。なんじゃかんじゃで手馴れてるせいもあって製品は軒並みみんなよかったねぇ。

■これはタイトルではなくて企画なんですが、ねんどろいど、コトブキヤのes(っていうボーイズラブモチーフのフィギュアシリーズ)は立ち上げは去年でしたっけ?海洋堂のリボルテックもセイバー、よつばと(+ダンボー)に年末のフロイライン綾波で美少女進出の年。イベントはホビーコンプレックスがスタート。他はまあ安定〜で、夏冬のWFを軸にキャラホビ、WHFがそれぞれのポジションを。むしろドルパ、ドールショウといったドール系イベントがじんわり隆盛かも?

■あと、これはここ数年そうなんですが、原油高騰、中国の人件費アップでどんどん完成品の原価が上がってくるのと、国内の需要も落ちてきてる(〜というか数の出るメジャータイトル不在)の相乗効果で『今年こそはもうダメかもしれない……』と、よく聞かされます。そういう意味では食玩ブームの看板だった海洋堂はもう全然コンビニに並んでない。そのへんを折りよくまとめた、あさのまさひこ著『海洋堂マニアックス』が年初。ちなみに前著『海洋堂クロニクル』は2002.11月。

■〜というわけでなんか年々長くなってすいません……。('A`)
まとめ〜的な話は文中にもちょぼちょぼ書いてたからいいよねぇ……。
模型王は……そうねぇ……地味だけど、時代性(ロボに飛行ポーズをとらせて写真→ふたばにUP)もあるし、やっぱり『アクションベース』かなぁ……





タイトル 作成日 分類 キーワード 評価
模型王 2007 2008.01.03 賞モノ? ルリルラ
東北のどこかの県
今年は結構買ったなぁCHOCO神姫とか……

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