模型の王国 on WEB/file:0094

■とゆーことで、すっかり１年おきにまとめて書くようになってしまってる模型王。2006年分も2007年の大晦日に紅白見ながら書いてますー。ヽ('A`)ノリア・ディゾンはなんかあぶなっかしいなぁ……

Z劇場版＋SEED　MSV：ガンプラ編－１

■Ｚガンダム映画は去年に続いて３部作のトリ『星の鼓動は愛』が３月に。プラモのＺ映画あわせ～は2005年のうちにＺのver.2.0まで出ちゃってるので、やや落穂拾い感はあるんですがMGでネモ。HGUCがパラス・アテネ、メタス、ガザＣ。映画は案外平和に（？）まとまってたんですが、模型的な盛り上がりにはあんまりつながらなかったねぇ。ちなみに冨野カントク的にはそのまま2006年には『リーンの翼』を。

■ＴＶのガンダムはＳＥＥＤディスティニーが終わって、これまた落穂拾い的にアカツキとかレジェンドガンダムとか？あとはＳＥＥＤ版のＭＳＶとしてゴールドフレーム天（アマツ←大好き♪）やらスターゲイザーシリーズがどっさり。こちらも尻すぼまり感はありましたが、たぶん１０年くらいしてこのへんの再評価とか来るんでしょう。あ、そうそう年末にＭＧのストフリ（ストライク・フリーダム）だ。『フルバーストモード』の名前で出た豪華版はネットで『買えた！』『買えねぇ！』とちょっとした騒ぎになりましたな。

■ガンダムは他にはＭＧでギャン、Ｆ－９１、クロスボーン。HGUCがドム、旧ザク、ゲルググ、GP-02、パワードジム、ヅダ、あとは『戦場の絆』からジム・スナイパー＆ストライカーに（旧）ザク・スナイパー。まんべんなくいっぱい出たねぇ……。

リアルロボットモノの残渣としてのガンプラ

■あとは新シリーズとしてU.C.ハードグラフがスタート。1/35でワッパとランバ・ラル隊（＋ザク頭）が。ちょっと違うんですがEXモデルの1/144カトキ版マゼラ・アタックも同じミリタリー路線。EXはあと大ネタ、ラビアンローズとホワイトベースが。このへんがオッサンのガチ向けで、逆に年はいってるけどライトユーザー（？）向けに『ガンプラ・コレクション』という1/288の、つまり昔のキットの縮刷版も出たりして、そういう意味でも全方位。

■GFFはZ2（ゼッツー）やノーベルガンダム、アッグ（＋ゾゴック＋ズゴック～でセット）ガルバルディ～と相変わらず企画の『やってくれたか！』度高し。あとはＧ－コレ派生の1/400半完成品がムサイ、α・アジール、デンドロビウムvsノイエ・ジール対決セット～となにげにかゆいトコロに手が届いてますな。さらに完成品路線ではロウバストシリーズ（アッガイが船の底なぐってるジオラマ仕様）にアダプト（ゴリゴリのハードアレンジのメタスとか）も今年。このへんは後年振り返ったときにこういった自由ｘ完成品路線の頂点になってそう……

■そして恒例のバンダイ発ガンダム以外の新企画～は去年のエウレカセブンに続いてゼーガペイン。いつもの\1500クラスかと思いきや\3675と結構デラックスなフォーマット。光装甲にLEDとかも仕込んだ力作ですが、いかんせんコンセプトからして典型的な映像のそれも動画でこそ映えるデザインなんで模型としては完成度高いんだけどやっぱり『絵には負けちゃってる』のが残念。

■あとはハードグラフとかのオッサン・プロイテーション企画とも通じるのがR３こと『リアル・ロボット・レボリューション』第１弾としてまずレイズナー、次のエルガイムMk-2は年末ギリだっけ？逆に５月のホビーショウから大々的に告知されたてた1/350宇宙戦艦ヤマトは年内には間に合わず。確か暮れの時期に池袋ハンズでテストショットと告知ビデオを見てた記憶あるなぁ……。

その他のキャラクター・プラモ

■バンダイ以外ではまずコトブキヤがゾイドをスタート。2006年は第１弾のシールドライガー。みんながＭＧ（マスターグレード）のゾイドが出るんだ！と期待してたらイキナリＰＧ（パーフェクトグレード）から始まった（笑）という過剰キット。フレームとかホントバラバラなんよ。ヽ('A`)ノ

■アーマードコアとスパロボ２本柱。前者は\400でオプションの武装シリーズが。流用パーツとして重宝しそうなので買っとかないと～という気にさせます。後者は1/100も出たり（ヒュッケバインMk-2)してました。ちらっと聞いた話ではこのあたりは金型製作はもちろん設計も中国で日本で出来のいい原型まで用意すればあとは向こうでスキャンして図面にしちゃうそうで。だったら私財を投げうてば自分原型もプラモになるかも……と夢が広がるよぅ……。ヽ('A`)ノ

■ハセガワのキャラ物は去年の積み残しだったアファームドとＶＦ－０バトロイドにフェイ・イェンまで。ＶＦ－０はアーマードまで出てデカい箱にびっくり。どうせアーマードだったらＶＦ－１の方が……とも思うんですが……

■WAVEもVF-0バトロイドにFSS２０周年の１２ヶ月連続モーターヘッドリリース。さらにLEDミラージュver.3.0のプラキット。こうして見ると、バンダイが１強で、コトブキヤ、ハセガワ、WAVEが続く構図が確定してきてる？

■あとはボトムズが去年のやまと1/12に続いてタカラの1/18、1/48(アクティック・ギア）1/35MAXと続いて、HJ誌でコマンドフォークトが。

ガレージキットのDNAで作る（？）一般ホビー商品

■海洋堂はリボルテック（まずはヤマグチ～）が5/15から毎月15日に２点づつ～という定期刊行をコンセプトに展開。実は武装神姫（コナミ＋浅井真紀）が９月から。ちょっと違うんですがVOLKSのかすたま（カスタマイズ・フィギュア）も年初から。ガレージキットの”血”が入った、なんというか可動モノがわらわらと出てきた年でして。この文章を書いてたのが去年だったらたぶん『フィギュア２．０（笑）』とか言ってたと思う……('A`) 。

■あとVOLKS話題で言うと、『A-BRAND』（～という名前で展開してた１８禁美少女シリーズ）が５月で活動終了。なんでもSD（スーパードルフィー）のアメリカ進出に伴って、向こうの常識ではおもちゃメーカーがエロも一緒にやってるのは問題だ～ってことらしい……ってのは誰に聞いたんだっけなぁ……。真偽のほどはともかく言われてみればもっともな話で、逆に僕等は常々そのへんのボーダーラインがマヒしてるんだとも思いますよ……。

■流れでフィギュア全般では去年に引き続きPVCの大きめ完成品が主流。タイトルとしてはFate,一騎当千、To Hart2(タマ姉）なのは（主にA's)ローゼンメイデン、トップ２、あとは夏以降にハルヒ。このへんはWFとかのイベントGKもほぼ同じだった印象？ガチャサイズは商品の種類は思ったほど減ってないんですが全般に高額化。\500くらいで箱売りが主流になってきました。

模型イベント＆スケールモデル

■イベントはC3がキャラホビとまたまた名前を変えたくらい？あとはモデラーズ・フリマが小回りを生かして『ドリームキット・オークション』とか気の利いた小ネタを繰り出してきて嬉しい？
すっかり定着のWSC（ワンダーショウケース）はFROG FLAG、岡崎武士（アルビノ綾波）がこの年。前者はMG誌での連載もはじまりました。

■模型雑誌はMG誌の巻頭特集が顕著なんですが、やっぱりスケールモデルが好調。去年の1/350三笠に続いてハセガワは1/350宗谷。タミヤは1/32ゼロ戦２１型、1/35シャールB1～あたりが大ネタ？。あとタミヤは1/48戦車、1/35ソフトスキン（軽装甲機動車）に続いて、1/24のGT選手権NSXやメルセデスSLRなんかで床パーツダイカストを頑なに続けてます。海外ではトランペッターの元気さは相変わらず。1/350米空母サラトガ、レキシントンあたりを筆頭に1/32F6Fとかウェリントンとか。ピットロード1/700ニミッツ級も今年？

■あとはガイアノーツがカラーを本格的に売り出したのもこの年だっけ？まずは溶剤が先行してたと思うんですが。ちなみに夏WFでは『サマーフレッシュ』という限定カラーも。素材関係ではイエローサブマリンのプラストライプは普通に重宝中です。

2006年：振り戻しの年かねぇ……

■～ということで、振り返ってみるとやっぱりとりとめないんですが……あえてまとめると、去年の『電車男』＆アキバ・ブームを頂点に『萌え』文化が折り返し。模型パートに限って言えば、ガンプラや男玩的おもちゃ、スケールモデルと並列な一ジャンルとして落ち着いた感じがしてるのは私が枯れたせいか……？

■ちなみに『模型王』で言うとこの年はやっぱりC3でWAVEから出た新井ちゃんの永野ポスター版のキュベレイかなぁ……。久々の”個人の資質”一点突破な模型でやっぱり心臓ばくばくするというか刺激になるというか……模型を『単に楽しいモノ』じゃなくて『勝ち負けのある真剣勝負』の武器として見ちゃいますよ、こういうのを目の当たりにすると……。ヽ('A`)ノ


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Ａ４一枚堂／ file:0094　-『模型王 2006 -MODEL KINGDOM AWARD』-