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A4一枚堂/ file:0073 -『直径10mmx深さ3mmの丸穴を掘るには?』-- |
■つーこって、先日のQ&A、遅くなりましたが回答編ー。あ、ちなみに過去のこの手の質問シリーズはいっこ前の『A4〜』のページ最初にリストがついてますんで、Q&A好きはよろしく♪
■えー、ブッチャけ『直径10mmx深さ3mm』ってゆー寸法がクセモノで、実際ちょっと難しいんですが、とりあえず3つほど思いつくのは…… その1:サークルカッターを使う。 ■これはどっちかというと、もうちょい大きめの径の穴用なんですが、まず市販のサークルカッターで、グリっと円状の切れ目を入れまして、それをガイドに小さめの平刀、もしくはノミ状の工具(ハセガワ・トライツールの平刀等)で彫り込んでいく→島本()案のようにペーパーを貼りつけた自作工具(オオゴシ・スティック?)で磨く〜と。 ■ベース面の形状や凹凸によってサークルカッターが使いづらい場合は、テンプレートをあてて、針やカルコで最初の円形ガイドをスジボリ→以下同じ〜くらいかなあ……。 その2:ドリル・ピンバイスを使う ■えー、これはもお島本()案のまんまで。あと、この方法は↑のサークルカッター案とは逆にもうちょいちいさい径の穴のときにもっと有効になってきますね。 その3:彫刻刀の丸刀を使う ■これはたまたま最近、私が多用してるんですが、彫刻刀の丸刀(刃先が半円状になってる)をベース面にちょっとずつ回しながれあてていって、円形の切れ込みを入れて、それをガイドにちいさいノミで彫り込む〜という手法です。 ■当然元の丸刀の半径のモノしかできない(小技で多少の大小の調整は可能ですが……)のと、やっぱり精度の高い真円にはならないという欠点はありますが、なんといあっても手軽で作業が早いので、イザというときには多用(ちょうどドロスの左右エンジンポッド前面に3つ開いてる穴とかコレ)しとります。 ■もっとも精度面でいえば、上で挙げた3つの方法はいずれも、それほど高くはないので、ホントにキッチリした真円が必要な場合はやっぱり一回貫通させて丸穴の側面をキッカリ仕上げるとか、あるいは丸いパーツを埋め込む〜等の『お金x時間x手間』をかける、ある意味"勝者の"やり方が必要になってくるんでしょうな……。 |
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