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A4一枚堂/ file:0069 -『フィギュア専門学校って?』-- |
■つーこって、メールで届きましたQ&Aなんですが、ちょっと長くなったのと、よく考えたら軽ーいQ&Aシリーズ(?)ってのが今までにもちょくちょくあったのを思い出したので(笑)こちらの枠にしてみましたー。 ちなみに過去の質問分↓ ●0034:原八さんはどうやって筋彫りをしていますか?→ ●0047:初心者向けのハンドピースでオススメってあります?→ ●0049:今の塗料って真空中、つまり宇宙で高温にさらされるとどうなるのか想像付く?→ ●0060:ルーズソックスってどうやって作るんでしょうか?→ まとまりないねえ(笑)。とゆーわけでまずは今回のメール↓
■えー、ブッチャケて言えば、メールでお返事〜で何の問題も無いんですが(笑)同じような疑問を持ってる人がいたりしたら……いや、いっぱいいるに違いない!いるんだよ!!ガレージキットをはじめたくてはじめたくて仕方が無い!ってな人が凄くたくさんっ!!(←言霊ちゃん……)とゆーわけで、ざっと整理して回答をしておきますねー♪ Q1.専門学校は存在するのか? ■一応存在します。ひとつは月刊ホビージャパン誌の裏表紙にも広告を出している代々木アニメーション学院が『フィギュア・アーチスト科』という枠をつくっているようです。こちらは2年間のコースでいわゆる普通の専門学校というか、まあようはフルタイムで毎日通う”学校”のようで、高校を卒業した人が進路のひとつとして選択〜というムードのようです。 ■じつは以前、やっぱりウチのサイトで『ここの講座、もっと詳しい話知ってる人募集!』って聞いてみたら『実は通ってました……』という人もいました(笑)。 ■もうひとつがたまたま(笑)私が講師を担当させてもらっている(株)ヒューマンアカデミーが開設している『グラフィック・モデラー講座』で、こちらは毎週土曜に2時間半x24回の半年コース。ですからこちらは”学校”というよりはデパート等のカルチャースク−ルといった雰囲気で、参加している方の年齢、職業もさまざま。毎回女性も1〜2名参加されてます。 ■ただ、現状一種の試験運用状態というのもあって、ほとんど宣伝らしい宣伝をしてない(ホームページにも載ってない)ので事実上、ワンフェス会場でヒューマンアカデミーさんがとっているブースで配っているチラシが唯一の情報源となってます(笑)。 ■ちなみに今期の通産第4シーズン(2001.秋から半年〜)はちょうどそろそろラストなんですが、その次の春シーズンは人が集まらなかったようで(笑)半年お休み。夏WFで人が集まれば次回は2002,秋から開催予定〜とのコト。 Q2.そういった専門学校を探して習いに行く事が良いのでしょうか? ■えー、どちらもようは専門学校ですから、受講料は相応に高価なので、講師をしている身でなんなんですが、ストレートにお薦めは出来ません(笑)。純粋にフィギュアやガレージキットをつくりたい〜というコトでしたら、コストパフォーマンスの面で割りにあわないでしょう。 ■ただ、他の習い事、たとえば英会話や陶芸なんかと比較すれば、そもそも興味のある分野というコトもあって、たぶん全然楽しいでしょうし、同好の友達なんかも出来るので、そういうレベルではお薦めというか、 『習い事がそもそも好き』 『そういうコトにお金をかける事に抵抗がない』 『とゆーかこの春から何か教室に通おうと思って思案中……』 というタイプの人でしたら、上記のヒューマンのコースなんかも決して悪い選択ではないとは思うんですが……。 Q3.それとも何かもっと別の道があるのかとても知りたいのですが ■逆に上記の専門学校(に類するモノ)で学んだ人の人数を考えると、現在ガレージキットをつくっている人のほとんどが『別の道』からやってきたと言えるでしょう。おおざっぱに整理してみると
等々があるんじゃないかと。もちろんそれぞれ一長一短がありまして、特に3〜以下のケースの場合、ようはコミュニティとのつきあいになるので、ブっちゃけて言って、相性というかソリが合う、合わない、当たり外れがある〜という大問題(つーか、ソレがすべて/笑)があります。ただまあ全員、このいずれかの方法(もしくは複合)でやってきてるのは事実でしょうから、そんなにビビル必要もないでしょう(ちなみに私の場合は2+3+4+5+6/笑)。 ■逆に雑誌の情報の場合、なんだかんだいっても今の模型雑誌においてGKの原型製作なんかは特殊な分野でもあるので、毎月どの本にも載ってる〜という種類のモノでもないので、そういうHow to記事に上手く出会えるか?が微妙なトコロ……。 ■コレは昔っから言ってるんですが、『はじめての人に薦められる、何時でも簡単に入手できる入門書』があればいいんですがねえ。月刊誌の場合だと内容はともかく、書店の店頭で毎月回転しちゃう(別冊のムックも半年とか過ぎれば入手性は同じようなモノでしょう……)から、人にすすめようと思ったときにはもお入手不可能じゃないですか? ■逆にその面で羨ましいなあ……と思うのは、3DCGの入門書とかアプリケーションの解説本とかでして、値段こそ高いものの、ひととおりの知識が得られるガイドが常時本屋の棚を占有していつでも入手できるわけで。 ■ほいでこれもサル知恵ではあるんですが、模型編集の世界にはああいう書籍をつくる&流通にのせるノウハウも無ければ、単行本形式の書籍を並べる棚を確保する力もないんだけど、逆に逆に、あの手のパソコンアプリケーション本の1種として、あのフォーマットのまんまで、あっちサイドの編集の人が仕掛けてくれないかなあ……?と(他力!)。 ■つーか、現状のあの手のアプリケーション本の『ええっ!こんなマイナーなネタで一冊!?』ってのを考えれば、それこそ素(す)の、プレーンフィギュア造型入門なら同じくらいは数出ると思うんですが……。ほいで、その棚を確保する都合もあってタイトルなんかもも 『3DCGのための 美少女フィギュア造型ワークショップ』 とかで(笑)。 |
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