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A4一枚堂/ file:0063別紙 -『スモールボディ・お話草案』-


story3: End of silent world(仮)



遥かな未来。幾多のカタルシスを乗り越えて生き延びた人類が最後に直面した”世界の終わり”は『宇宙の熱的死』であった。

その事態に際して採られた人類文明の延命策『ダウンローディング』。人間の精神活動をデジタル化し超大型コンピューター上の微細電気信号として人類文明を再現する。パノプティコンと呼ばれる巨大コンピューターはそれ自身がわずかな場のエネルギー階差を取り出す機関でもあり、その中の仮想世界に”生きる”人々の最後の楽園でもある。

そして人が仮想空間にのみ生存し、世代を重ね、仮想空間であることすら忘れられたころ、外部のわずかな熱階差すらも失われ、最期の時を迎えようとしていた……



■↑とりあえず英語詳しくないんですが、冗長な気がするんですが、『End of』か『silent』のどっちかとっちゃったほーがいいですよねえ……?

■なんとゆーかタカラの『タイマニック』っぽいアーリー'80sから見たちゃんとした(?)フューチャー感のある未来観で……。こお、ロゴとかもシド・ミードっぽく、細い文字が横にツブれてる感じ??(笑)

■この舞台ではでは基本的に世界は全部、サイバースペース(……)内の電気的信号になっちゃってて、ヒトも、その中にしか生きられないので、外部の物質世界にアクセスできるのは、機械、ロボットだけなんですな。

■で、熱量が尽きる寸前の貧しいリソースを使ってなんとか動かせる機械がスモールボディで、こいつを仮想空間内からリモートコントロールして現実世界に繰り出すと。

■そのスモールボディ自体は、巨大コンピューターの物理的なメンテナンス用に残されている工業プラントで主人公達が新造〜でもいいし、ちょっとインチキだけど、ドレスクラー的な分子コンパイラとかで組みたてるのもフューチャーでしょう。あと、他の話しとサーガ(笑)っぽく繋げるとしてら、人類の文化を記録しておく博物館みたいな倉庫に、旧世紀の遺物として、かつての競技用ロボットが保管されてたのに火を入れて〜でも……

■ちなみにこれまたアーリー'80s丸出しな(笑)、ディスクスペース上に再現された人類文明なんですが、ここはベタに(とゆーか思いつかないので)その中のほうに現実世界のまんまなリアリティが与えられてて、そこに住んでる人は基本的にそれが現実だと思ってると。『アイ・シティ』とか『メガゾーン23』あと'80sじゃないけど、『風の住処』『マトリクス』ですな(笑)。

■ただ、それをその一連の作品のよーに『この世界は本当は作りモノなのに、ダマされてる』としちゃうんじゃなくて、

『そんなコトはみんな知ってて、しかも滅びに向かっているのに、なまじっか今日や目先の未来のレベルでは満足なもんだから、惰性でもって、何も対策が打ち出せない……』

ぐらいの閉塞感を入れれば、ちょっと今っぽい?

■で、そんな状況だから主人公(達)だけが、ちゃんと未来をどうにかするべく、外部世界にアクセスするすべを捜していくうちに辿りつくのが、このスモールボディで……。

■だからビジュアル的には、サイバースペース内にいるはずの主人公側が、全く今の風景&人間なキャラ(アニメだったら普通のアニメ絵)で、逆に物質世界に置いてあるロボット側がちょっと違和感のある、硬質&無機質な真空宇宙(アニメだったらイキナリ3DCGとかねー)という風に逆転してたりすると面白いんじゃあ……。

■ほいでサイバースペース側に再現される世界なんですが、ストレートに現在の東京とかでもいいんですが、設定的には何時にでも出来るのがオイシイ部分でもあるので、ちょっと郷愁を入れて昔めにしたり、まあそのへんは見る人のお好みというか、作品化するときのターゲットマーケットの嗜好を汲んでいきましょう(笑)。個人的には、もーちょいたってから、2010年ぐらいから'80年代を振り返って描くのがキモ(なんかみんなパステルカラー着てて、レーサーレプリカとか流行ってんの……)なんですが……。

■逆に、この話の難関は、まずその『宇宙の熱的死』そのものが時代遅れな概念になってきてて、どーやらそーゆーのは無いらしい(笑)少なくとも、昔みたいに誰もが共有してる大原則ではなくなってるってコトが1点。

■もう1点は、仮にその滅亡モデルがありだとしたら、その打開策を、しかもこんなちっぽけなロボットと一市民レベルの主人公がどう見つけて打ち出すことが出来るのか?そこが思いつかんよ……ってあたりが、完全にボクの手には余ります(笑)。

■設定というか模型的な見せ場としては、完全にリモート環境で扱う用のオートマチックのオプションパーツ換装システム(ゾイドのホバーカーゴとかEVAの初期パレット設定みたいなの?)と超未来故のなんか次元航行とか真空に干渉するデヴァイスとかをちょっと考えてまして……。まだ具体的にはまとまってないんですが(笑)車輪とか、傘型スカートのついた、いわゆるロケットノズルとかを一切廃するという制約とかオモシロイかなあ〜と……

■あと、これは完全に後付けというか、今思いついた(笑)んですが、いつぞやのランドスケープの『story.4』の黒い角柱がこの巨大コンピューター都市ってコトにして……(継続電波2……)

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