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A4一枚堂/ file:0048 -スモールボディ(仮)機構試作- |
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■つーこって、前にデザインとかをアップした次の新作、いちおードールズパーティ#4合わせで作ってるんですが、まずは関節のギミックを検討ってコトで、いろいろダミーを試作とゆーか、作っては直し、直しては壊し〜とやってたのが、いちおーメドがたったので、まあ掲載ー。 ![]() ![]() ■大きさは1/6ドールサイズ。でもボークスボディよりはちょっとちいさめ。この前の14才ボディを芯とゆーかゲージにして、アレよりは大きく。だいたい16才ボディってサイズ? ![]() ■ホントはこのスケールでいくか?とか関節はそもそもどのくらいまで可動にさせるか?ってのも決めてなかったというか、試しに作るコレがダメだったら、また考えなおす〜くらいのつもりでいたんで、その意味では、ホントにテスト試作機でして。 ■でもまあ、さんざん試行錯誤の結果(手足とか捨てたセットとかも……)そこそこ満足がいく感じにはなったので、逆にこれはこのまま原型にしちゃいます。つーか、この後、この可動ギミックと分割を前提にデザインを詰めつつ、プロテクター類を作り足していくって感じでしょうか? ■ちなみに、関節可動には結局、市販のポリキャップ(今回はWAVEの新型3mm&2mmを使用)とアルミ針金の可動軸を組み合わせることにしてます。ホントゆーと、タカラの一体成型のボールジョイント方式が一番好きなんですが、アレはABSのインジェクションじゃないと成立しないとゆーか、レジンだと一発で摩滅しちゃうからねー(笑)。 ■ポリキャップは成型時に鋳込むのは大変そーなので、普通のレジン成型部品に買った人がはめ込んで、アルテコ接着剤とかで固める方式。 ■一番最初には例の、昔のNewtype誌で速水さんが紹介してた、海洋堂/山口氏製作のガンダムで使われてたC型に丸めたアルミ線とポリキャップでもって、スラスト方向に負荷を支える方式を試しに作ってみたんですが、組み立てるのが予想外にたいへん (アルミ線の曲率をピタリと合わせるのがあんがい難しい) のと、このサイズでこのプロポーションだとスペース的にもキビシイ (ひじ、ひざとかはともかく、肩とかおしりとか)ので、あえなく挫折。 ![]() ![]() ■結局、普通にラジアル方向に負荷を受ける、よくあるカタチでポリキャップを埋めこむ方式になりました。海洋堂の一連のアクション・フィギュア(特にフェイ・イェン)の影響もあって、肩とかもも切ってみましたが、いわゆるモノ・シャフト・ドライブほどには思いきったコトはしてません。 ■つーか可動方式って、割りと宗教というか信条みたいな性質のモノになってて、みんなついつい極端というか『コレでいく!』となったらとことんまで極めがちになってるよーなアレがあるんですが(笑)まあ、今回のコレに限って言えば、そこらへんは中庸といいますか、いろんなトコでちょっとづつ妥協して(可動範囲だったり、強度だったり、先の組みやすさだったり)バランスがよいモノでいこうかと思ってます。 ■とか言いつつ、胴体は4分割(+肩甲骨)とかになっちゃってるんですがねえ……。コレも最初に2分割くらいの試作品を作ってみたんですが、さすがにこれは厳しかったもんで。いつぞやの『どんどん部品が増えるほうにいっちゃう……』とか書いてたのはこの辺で詰まってたころですな。 ■結果的にはこの分割のおかげで、みぞおちとへそ下あたりに2軸、前屈(?)する向きの可動軸を入れることができて、”腰のはいった”立ち方ができるようにはなったよ。ただ、おかげでこの細い胴体の中は、なんかポリキャップがぎっしり……。 ![]() ![]() |
■↑なんか、気の毒な感じに…… | |
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